2009年7月31日 (金)

散骨

みゅう弟です。

今、石垣島に来ています。


昨年兄貴が約2ヶ月の間長期滞在したウィークリーマンションに泊まっています。写真は部屋からの眺めです。

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この写真は2007年12月1日、兄貴と始めて石垣島を訪れたときのもの。今日、この写真と同じ場所に兄貴の骨を撒いて来ました。

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昨年の10月26日、最後に入院をする3日前のこと。夕方、車に乗って荒川の河川敷まで行って車椅子で散歩をしました。出るのが遅くなり着いた時には日が沈みかけていました。それでも夕暮れの河川敷を車椅子で歩くのは気晴らしになったようでした。帰りの車の中で突然言い出しました。


「俺が死んだら石垣にでも骨を撒いてもらおうかな。フランスだと大変だろうから石垣ぐらいならちょうどいいかな。」

「おお、良いよ。どこでも好きな所に持ってくよ。」と僕は答え、二人でしばし笑っていました。

「そろそろ、そういうこと考えなくちゃいけねーなぁ。」兄貴はこう言った後、黙って何か考えていたようです。


僕はこの日の兄貴の言葉をまもって、今日兄貴の骨を撒いたのです。


いろいろと思い出すことは沢山あるけれども、決して「悲しい」旅ではありません。兄貴はもう痛みや苦しみやしがらみや様々な不快なことから完全に解き放たれているのです。穏やかに過ごしていることは間違いありません。

今回の旅は僕の家族と兄貴で楽しく「4人旅」をしているようです。

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2009年4月14日 (火)

国際通りより

みゅう弟です。

石垣島を後にし2008年4月1日沖縄本島那覇市に移動。またまたウィークリー・マンションに滞在しました。那覇市内のそれも国際通り、ど田舎から大都会へのお引越しです。当初の予定では、バイクを借りて本島めぐりをしようと考えていたようですが、体調不良でそれもままならずご近所めぐりで終わってしまったようです。

下記は4月5日に僕に送ってくれたメールです。

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今日は昼頃ちょっと晴れたけど、午後どんどん天気が悪くなり今は強風に豪雨、調子もいまさんぐらいなのでおとなしくしています。気温も20度以上になってるはずなんだけど連日暖房入れっぱなしのなんだかなあの那覇デイズではあります。

4月1日(火)
石垣の部屋の整理・荷造り・移動などでかなり疲れてるはずなのでおとなしくしてりゃいいのに、那覇の部屋に入ってひとやすみ後やはり気分がハイになっているのかがまんできずに外へ。ネットで山羊汁の名店が近くにあるのを発見してあったのでリュックにお持ち帰り用タッパーを入れて行ってみると山羊汁はもうやってないとのこと。ショックを受けて、牧志公設市場二階の食堂で山羊汁をお持ち帰り。

4月2日(水)
ちょっと疲れたのでおとなしくしているが、夕方になり食料調達にリウボウまで。マックスバリュ・かねひで・サンエーの日々からいきなりデパ地下へ出世。世の中にこんなにいろんな食べ物があったのかと驚く。

4月3日(木)
石垣にいるときは足の不自由さはそれほど感じなかったんだけど都会ではけっこう大変なことに気づく。大きな交差点は信号が青の間にわたりきれない。歩道とかに段差が多くて足に負担がかかるしよく足首や膝がぐきっとなってあぶない。そこで車椅子をレンタルで借りてみるととても快適。基本的には杖代わりにして信号待ちや疲れたときに座るととても楽ちん。ただ、腕に力が入らないので車椅子として使うのは無理。5メートルも進めない。那覇にいる間はこいつのお世話になることにする。

4月4日(金)
三越の地下にも食品売場があることを発見。お惣菜コーナーも充実しているので食生活がさらに豊かに。さらなる大出世。車椅子のおかげで行動範囲がひろがり出歩ける時間ものびる。

今週はざっとこんな感じでした。
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4月14日に定期検査があるために4月9日に東京に帰ってきました。ちなみにこの前の「楽しい」という記事の写真は、この4月9日にみんなで羽田空港へ迎えにいったときの写真です。

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2009年3月30日 (月)

なんか逆でくやしい

みゅう弟です。

2008年3月28日~3月30日、僕の家族は長期滞在する兄貴のいる石垣島へ遊びに行きました。

もともと一人でいることが好きな奴なので、一人でいられるなら放っておいたほうが良いのかなと思ってました。最初は「遊びに行くよ。」とか言って送り出したのですが、途中からは行かないつもりでいました。

でも、石垣島在住の我が家の友人に「今度遊びに来るんですよ。」と嬉しそうに我が家の来島を楽しみにしていることを話していたことを聞きました。そのことは僕にとってはちょっと驚きだったんだけれども、あわてて旅行の段取りをつけて島に向かいました。空港で出迎えられたのと帰りに見送られたのは、石垣島フリークの我が家にとっては、なんだか逆でくやしい感じでした。



滞在中は兄貴の部屋に行ったり、上述友人の娘さんの保育園の卒園式にお邪魔したり、みんなでご飯を食べたり、島巡りをしたり、みんなで楽しく過ごしました。






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兄貴の部屋からの風景







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ピカルジュース?





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島の最北端で





兄貴はこの後、石垣島を後にし沖縄本島へお引越し。

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2009年3月 7日 (土)

波照間島へ

みゅう弟です。

石垣島滞在中、友人がはるばる遊びに来てくれ、一緒に波照間島に行きました。このお三方、後にカンヌに一緒に行った方たちです。この石垣島・波照間島の楽しい旅が無かったら後のカンヌ行きは無かったのではないかと思っています。本人は本当に楽しかったようです。以下は兄貴からの波照間島の報告メールです。

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2月29日
金曜朝10時、JTA071で一行着。直行便だから早いんだけど羽田発が6時25分、みんな4時ごろ家を出たらしい。そのまま離島さんばしへ。11時の臨時便があったのでそれに乗る。海は静かでぜんぜん揺れず。ひとりは知りあいから地獄のように揺れるとおどかされていてびびりながら来たので拍子抜けしている。

12時、波照間到着。民宿みのる荘にチェックインしてから昼ごはんを食べるところを探して道を聞いた石垣から工事で来ているおじさんが車で何ヶ所か回ってくれる。でも結局みんな休みだったのでみのる荘となりの居酒屋でそば定食。

午後はレンタカーで島めぐり。終日薄ぐもりでときどき陽がさすという、まあまあの天気。夜はさすがに天気が悪く星は見えず。しょうがないのでまたとなりの居酒屋で宴会。

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空港でご一行をお出迎え


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波照間島で


3月1日
土曜朝10時、飛行機で石垣へ。9人満席。これもほとんど揺れなかった。20分で石垣着。

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こんな飛行機





おひるはのりば食堂。午後はまたレンタカーで島めぐり。でも、ほとんど川平湾周辺で終わってしまった感じ。いちばん時間をつぶしたのが泡盛屋というのが悲しい(^^;

あとはクラブメッドを偵察して、川平ファームでジュースを飲んでみんな気に入ったのでジュースとかジャムを買いこむ。さとうきびジュースを飲んでみようと川平観光農園に入るとおばさんがなんか仕事中で機嫌が悪かったらしく「今日はやってないよ」黒糖を食べさせられて追いかえされる。カリブカフェで3時食。こじゃれた店がたくさん並ぶ

この周辺のことを川平ファームのおやじが「あのあたりには内地から来た人がやってる店がたくさんあって……」と吐き捨てるように言っていた。

もう夕方になってきたので戻って、民宿こはもとにチェックイン。ちょっと夕寝をしてから出陣。暖香から島唄ライブハウス安里屋。店は満席で観光客と地元の人が半々ぐらいの感じ。ライブの半分くらいはお客さんが歌うのを聞かされることに。

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ライブハウス安里屋




3月2日
日曜朝、これまででいちばんの天気。まあ、世の中こういうものでしょう(^^; まあいちども降られなかっただけでもラッキーということで。そして、一行は空港でショッピングの後、12時の飛行機で石垣をあとにしたのでした。

ざっとこんな感じの三日間でした。

三浦真司

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2009年2月26日 (木)

八重山便り

みゅう弟です。

石垣島での生活は目新しいものも多く、それなりに楽しんでいたようです。しかしながら、体調はあまり思わしくなく、腹痛や、下痢、便秘、痛みでしんどかったようです。それでも寒い東京で過ごすよりは、かなり良い環境でした。島に行ってから、時々状況報告のメールをくれました。下記、本人からのメールです。

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2/5(火)
タクシーで市街地に行き、モール周辺を散策。根間楽器はあいかわらず閉まっている。調べてみるとどうも今は閉店中らしい。残念。

ターミナルからバスでサンエーへ。まだまだスーパーに並んでるものが珍しくて楽しい(^^;

食料品たくさん買い込んでバスに乗る。

帰りのバスの運転手が、乗るときに止まるところとか聞いたら返事がつっけんどんで無愛想なやつだなとおもったんだけどおりるときには「ここらへんでいい?」かいって停留所じゃないところでおろしてくれた。いいやつだった。

2/6(水)
ためしに市立図書館まで歩いて行ってみる。よろよろと所要時間25分なんとか大丈夫な感じ。雑誌や全国紙の新聞がたくさんあって楽しいのに2月はほとんど休みなのが残念。船のターミナルでおにぎりを食べてまた歩いて帰る。

近所の弁当屋でお弁当500円を買ってみる。500mlのさんぴん茶をつけてくれる。ご飯もおかずもむちゃくちゃ多い。ご飯は半分以上冷凍にする。

2/7(木)
雨だけど小降りになったときに近くのマックスバリュへ。

夕方、またマックスバリュへ。まだまだスーパーが楽しい(^^;

2/8(金)
終日、雨が激しいのでさすがに外出せず。

立派な台所があるのでゴーヤちゃんぷるを作ってみる。数日前に食べた中身汁のスープがちょっと塩辛すぎて飲まずにとってあったのでこれで味付け。やっぱり素材が(特に島豆腐!)違うのか東京で作るのよりもぜんぜんおいしい。あたりまえだけど。

これまでに食べたお弁当やお惣菜はみんな味付けが甘すぎ味の素っぽい人口調味料を使いすぎの感じなので自分でいろいろと作った方が正解かなという感じ。あたりまえだけど(^^;

2/9(土)
雨が多くてあまり動いてないようですが、先週まで東京ではほとんど引きこもり状態だったのと比べると運動量はかなり増えていてというかはしゃぎすぎて急に運動しすぎというぐらいの感じだったのでこの週末は天気もまだ悪くてちょうどいいのでちょっと休憩です。
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2008年3月23日 (日)

こんな一日

きょうは海開きでした。とはいっても八重山諸島ぜんたいでの海開きということでイベントとしては黒島というところでやるだけなので、天気も悪いし朝なので見には行きませんでした。

ネットで中継をしていたのでちょっと見てたんだけど、海開き祈願、テープカット、黒島公民館による郷土芸能、29代ミス八重山発表という式次第の、ああ行かなくてよかった、というイベントのようではありました。きのうまではとても天気が良くて、昼間は出歩くのがしんどいぐらい、もう夏だなあという感じだったんだけど、今日だけ朝から雨で気温も急激に下がってという海開き日和で、集まっていた若者はあのあと無理に海に入らされたのだろうか。

きょうは石垣ではそんなことよりもとても重大なイベントの日でした。なんと桑田佳祐のコンサートがあったのです。しかも前座はビギン。これは日本の音楽ファンにとってはたいへんなことらしい。とはいってもサザンにもビギンにもあまり興味のない非国民なわたしにとっては「はあ、そうですか」というぐらいの話で、全国FM53局同時生中継という日本初の試みとかいわれても、それよりも『さんまのからくりTVスペシャル』に瑠璃ちゃんバンドが出るのでそっちを見なくちゃいけなかったので、後半だけちょびっと聞いたんだけど、やっぱり「はあ、そうですか」というぐらいの感想で、日本のみなさんどーもすいません。

などというみもふたもない、しらけてばかりの一日を送っていたわけではなくて、きょうはちょっと感動したこともありました。琉球放送でやっていた『コザロックよ永遠に!』というタイトルからしてべたな番組です。出演者もタイトルから完全に予想できる喜屋武マリー のバンド、カッチャン(もちろんオレンジレンジじゃなくてコンディショングリーンのほう)のバンド、そしてというべたなメンツです。

紫はオリジナルメンバーはジョージ紫とチビ(宮永永一)だけで、はじめテロップにメンバーの名前が出たので「ふーん」と思って見てたんだけど、どうもドラムがチビにしては若すぎる。ウィキでチェックしてみるとチビはボーカルとある。そーいえばある時期からチビはボーカルをやってたんだよなということを思い出した。紫の演奏がはじまってから「このボーカルのデブなおっさんは誰だろう」と思っていたんだけど、これがチビだったのだ。そしてその若いドラマーとベースはなんとジョージ紫の息子なんだというではないか。

おお、アップで見るとジョージ紫もじじいになってるぞ。おお、ちゃんと"Smoke On The Water"もやってるぞ。おお……

と、こーいう話はまた長くなりそうなので、べつの機会につづきを。

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2008年3月15日 (土)

まあそこらへんはてきとーに(3)

しつこいようだけど肉じゃがはべつに好きでもなんでもないので、まあどーでもよかったんだけど、一週間ぐらいしてそのスーパーに行ったときにいちおうお惣菜売り場をチェックしてみました。すると、肉3・じゃがいも5・ほかの野菜1という、ちょっと肉が多いけど、まあそんなもんだろうという割合。パックが10個ぐらい並んでいてみんなだいたい同じような感じ。こないだはほかのパックをチェックしたわけではないので、じつはあのパックだけたまたまあーいう割合になってしまっていただけではないのか。わたしがひとりで勝手におどろいていただけではないのか。こないだのことはちょっとした手違いで、べつにそんなに大騒ぎするようなことではなかったのだ。心の広いわたしとしては、この件についてはこれぐらいで許してやろうと、この問題にけりをつけたのでした。

それっきりそんなことは忘れ、石垣の日々は平和にすぎていきました。しかし、ある日わたしはまたあのスーパーに行ってしまいました。そこは近くにツタヤとかダイソーがるショッピングエリアにあって、バスに乗らないと行けないところなので、ふだんはあまり行かないのです。またなんとなくあのお惣菜売り場に目をやってしまったのです。そして、おどろいた。

その日の肉じゃがは!

なんと!

にっ、にんじん!

にんじんがいちばん多いやないかい。

これじゃあ、にんじゃが、あるいは肉にんやないかい!

それは、にんじん4・じゃがいも3・肉2・ほかの野菜(たまねぎといんげん)1という、おっ、おどろくべき割合だったのです。

真実はそーいうことだったのだ。

よーするに、肉が多いとか、じゃがいもが多いとか、そんなことはどーでもいいじゃないか、そんなの関係ねぇ、ここは沖縄だったのです。

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2008年3月13日 (木)

まあそこらへんはてきとーに(2)

いくら沖縄だ離島だとはいっても日本である、みんなお米を食べて日本語を話しているのだ。そんなにおどろくほどの文化的な違いなんてそうあるわけではない、とは思っていたんだけど、ある日おどろいたことがあります。

スーパーのお惣菜売り場でなんとなく肉じゃがを買ってきました。べつに肉じゃがが好きだとかじゃなくて、なんとなく買ってしまったのです。こっちのスーパーのお惣菜売り場には、豚の足だとか耳だとか内蔵だとかそんなものばかり売っているなんてことはぜんぜんなくて、かなり東京と変わらないふつーのお惣菜ばかり売っています。どちらかというと豚の足だとか耳だとか内蔵だとかが好きなわたしは、そんなお惣菜売り場は素通りして、豚の足だとか耳だとか内蔵だとかのコーナーに行ってしまうことが多いのですが、この日はなんとなくこーいう普通っぽいものをしばらく食べてないなあ、たまにはこーいう普通っぽいものも食べてみようかなあと、パックをよく見ることもなくかごに入れてしまったのです。

帰ってパックを取り出しておどろいた。じゃがいもよりも肉のほうが多いやないかい! それも肉のきれはしががすげえぶ厚いやないかい! おどろきのあまりいんちきな関西弁になってしまったやないかい。ざっと見て、肉が6割にじゃがいもが3割、他の野菜(たまねぎ、にんじん、いんげん)が1割といったところだろうか。

わたしが知っている肉じゃが、ふだん近所のお惣菜屋さんで見かける(あんまり買わない)肉じゃがはじゃがいもの合い間にたぶん肉の切れ端らしきものがときおり姿を見せたり見せなかったりというものです。近所の居酒屋で見かける(たのんだことない)肉じゃがもまあそんなものです。(よーするに肉じゃがぜんぜん好きじゃない)

そーいえば以前、どこだったか忘れたけど外国の日本料理店でこんな感じのでかい肉の合い間にじゃがいもが見え隠れするような肉じゃがが出てきてみんなでおどろいたことがあって、そのとき現地のひとに「こっちでは日本の安い牛丼や安い肉じゃがに入っているようなくず肉は人間が食べる食材としてどこにも売ってないんですよ」と言われたことがあるのを思い出した。

悪かったな、くず肉で。こっちはそんな安い牛丼を、、そんなくず肉を、おお肉だ肉だ、うまいうまい、といってずっと食い続けてんだよ。おっ、思い出して思わず逆上してしまった。

そりゃ、地球上には野菜が高価で肉を食べてるほうが安あがりな国というのはたくさんある。この石垣だって東京とくらべるともちろん野菜は高い。肉は安い。でも肉じゃががそんなに姿を変えてしまうほどの違いではないはずだ。

これは、肉じゃがの肉をけちってはいけないという、やはり文化のちがいなのだろうか。わたしはそう思いかけ、いやじっさい数日間はそう思っていた。しかし、わたしはまちがっていました。おどろくべきところはそんなところではなかったのです。

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2008年2月23日 (土)

もうあとにはもどれない(1)

石垣に来ていきなりアマゾンで体重計を注文しました。病気になってから体温計・血圧計・体重計が欠かせなくなっていて、体温計と血圧計は持ってきたんだけど体重計はこっちで買おうと思っていて、もちろんこっちでも体重計ぐらいいくらでも売っているんだけど、今どきの体重計は体脂肪が測定できるだのなんだのと余計な機能がついていてうっとおしいので、けっきょく東京でも使っている1,380円という驚きの安さのシンプルなのを買ってしまったのです。

東京から片道5万円もかかる離島に来てアマゾンがどう機能するのかとりあえず確かめてみたいというのもあった。これだけだと1,500円以上は送料無料の基準に届かないのでCDも買っちゃって、これが罠でもあるんだけど、まあとにかく注文してみた。

月曜の午後4時ごろに注文して、翌日の午後3時35分に発送したというメール、木曜の昼前には到着、もちろん送料は無料。発送センターは千葉県の市川。東京で買うときプラス一日ぐらいの感じかな。ストレスはぜんぜんないよね。

他の通販サイトをいくつか見てみたけど、基本的に送料無料のところでも沖縄・離島は別料金というのが多かった。送料全国一律のところでも沖縄・離島は別料金だったりする。このところアマゾンは取り扱う商品のジャンルをどんどん広げていて、独自に通販サイトを持つショップでもそれとは別にアマゾンを通してつまりアマゾンの軒下で商売をしてそっちのほうが売上があがっているというところもあるようだ。ようするにかなわないのだ。

この二年ちかくかなりの日数を病院で過ごし、退院しているときもあまり出歩けないという身ではかなりアマゾンにたよることが多かったわけだけど、ぼくのまわりではふつーに元気でも本やCDはネットで買うというひとが多くなっています。

石垣島にはかつて根間楽器というお店がありました。島の若者はみんなここでレコードと出会い最初のギターを手にしました。かつてどこにでもあった町のレコード店。東京でも同じことで、ぼくも中学まではレコードは成増の小さなレコード屋で買っていたし、最初のヤマハのフォークギターはそのレコード屋の2階で買った。

この根間楽器はかつてBEGINのメンバーも通ったとか、映画にも登場したりで、日本最南端のレコード屋としてけっこう有名だったらしい。ネットで見てもけっこういろんな活動をしていたような記述もあったんだけど、それらはみな数年前までのものだったらしく、今回来てみたら店は姿を消していた。根間楽器がなくなったのはべつにアマゾンのせいじゃないのかもしれないけど、無関係とも思えないよね。アマゾンではギターや弦まで買えるんだよ。やっぱり送料無料で。

ウィキのamazon.co.jpの項の脚注にこんなのが
日本での売上はグループ全体の10%を占めることから日本法人単体としての売上高は約1500億円と推定。
また、純利益も日本法人単体としては非公表だが、グループ全体で7800万ドル(約85億円)(2007年第2四半期)とのことから日本法人の純利益は約35億円(2007年12月期)と推定される。

そりゃ、こいつらの荒稼ぎにこれ以上協力したくはないけどさあ。本とかはできるだけほかの本屋の通販を使ったりもするんだけどさあ、やっぱりCDやDVDは安いしさあ。自分の本やCDもマーケットプレイスでブックオフなんかよりずっと高く売れたりするしさあ……

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2008年2月19日 (火)

まあそこらへんはてきとーに(1)

きのうはカジマヤー(風車祭)を見てきました。

カジマヤーっていうのは数えで97歳の長寿を祝うお祭りのこと。

沖縄では数えで13歳、25歳、37歳、49歳、61歳、73歳、85歳、97歳という12年ごとの年をトゥシビー(生年祝い)と呼んで祝うんだけど、その中でカジマヤーはいちばんえらくていちばん盛大なイベント。長寿をほこる沖縄でもさすがにその上はないようだ

97歳を迎えた本人は飾りつけたオープンカーに乗り、親戚や地域の人たちが集まってパレードをする。小学校の子どもたちもかりだされて、カジマヤー(風車)を振ったり笛や太鼓で盛り上げながらパレードをする。子どもたちもみんな楽しそうだ。今はシーズンオフで観光客もあんまりいないしどこへ行っても閑散としてるのでこんなに人がいっぱいいるのを見るのは今回石垣に来てはじめてのことでちょっと不思議な感じ。

島内のあちこちの施設の年寄りがカジマヤーをひとめ見て長寿にあやかろうと集まってくる。パレードのあいまに、おっさんのスピーチや婦人会の盆踊りや万歳三唱が入る。石垣の道は細いのでとうぜん行きかう車の邪魔にはなるんだけど交通整理なんか誰もしない。パレードの邪魔になったトラックの運ちゃんは逆に世話役みたいなおばさんたちから怒鳴りつけられていた。

やってることはどれもどおってことないんだけど、なんかおもしろくて楽しい。なにがいいんだろうなあと考えたんだけど、たぶんこの無秩序さがいいんじゃないだろうか。おれは自分がてきとーだからあんまり感じないんだけど、沖縄のひとはいいかげんだといわれることも多い。

やってることだってけっこうてきとーだ。伝統行事とはいったって、この祭りがいつごろからあったのかっていうのもはっきりしない。基本がオープンカーに乗ることだっていうのもずいぶんなはなしの伝統行事だ。

日本人の平均寿命は、明治・大正では40歳代、50歳を超えたのは昭和22年、今は80歳代なかばというところか。いくら沖縄が長寿だからって日本人の平均寿命よりも10年も20年も長かったってこともないだろうし。もちろん97歳なんていうのは象徴的な数字でかつてはそんな長生きするひとはいなかったけど、今は現実となったという考え方もあるだろう

というようなやぼなことを考えていても、沖縄的な無秩序さからどんどん離れていってしまって、どんどんつまんなくなってしまうのでてきとーにしておいて、考えてみると主人公がある意味では沖縄的ないいかげんさをまとっているともいえる『ケロロ軍曹』でも見ることにしよう。

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