嫁入り①
みゅう弟です。
このブログには似つかわしくないタイトルですが実はギターの話。
以前ここでも紹介した兄貴が持っていたFujigenのギター。これは亡くなる4ヶ月前、池袋のホテルに滞在をしていた時購入したもの。人生最後に手に入れたギターということになる。
このギター、セミホローのボディでホントに軽い。軽いけれど鳴りは良い。この頃兄貴はかなり体重が減ってしまい筋肉など殆ど無いような状態。弾く時自分の太ももにギターを乗せると重みで足が痛くなってしまう。セミアコで軽いのが無いかと物色していたところ見つけたようです。
震災後、我が家では「物を減らす」運動が盛んになっておりその一環としてギターを整理しようとしております。僕のギターと兄貴のギターエレキ、アコギ、ベース等を合わせて11本。僕のメインギターと兄貴の「気絶ムス」、12弦アコギ、ベース、他1本の5本を残し整理することにしました。
そこで上に書いたFujigenのギターをどうしようかなと悩んでおりました。そこで思い立って、以前から考えていた方に貰っていただこうとご連絡してみました。
この方、兄貴の大学時代の友達で当時一緒にバンドを組んでいたこともあるそうです。。兄貴がホテルに滞在していた時、たまたまこのギターを購入した数日後にホテルに見舞いに来ていただきました。その時、このギターの話題で盛り上がったことを僕は兄貴から聞いていて、印象深く覚えておりました。
ご連絡したところ、僕の申し出をすごく喜んでいただき、お会いしてお渡しすることになりました。
「あの夜のことは僕にとって三浦との大切な思い出です。ホントに楽しかった。」
ホテルに見舞いに来ていただいた時のことをいろいろとお話していただきました。「病人を見舞うというより、ただ単に気の置けない友達と大好きなギターと大好きな音楽の話をさんざんして帰ったっていう感じでしたよ。」とのこと。
ギターをお渡しした後は、兄貴の話はそっちのけで、二人で音楽の話、楽器の話で大盛り上がりとなりました(笑)。
「このギターは飾っておくんじゃなくて、なるべく弾くようにしますね。」
帰り際にはこうおっしゃっていただきました。
良い嫁ぎ先に嫁入りすることができたなと僕はひとり満足しておりました。
どうもありがとうございました。
追記
ギターの嫁入りの話は他にもあり、まだこのブログに載せていなかったので追ってアップいたします。
嫁入り②:Fender USA Stratcaster
嫁入り③:Epiphone CASINO
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