5年越しの御礼
みゅう弟です。
「お礼にお伺いしないとなぁ...。」
兄貴がこう言っていた時からもう5年近く経ってしまいましたが、昨年末やっとお会いして御礼のご挨拶をすることができました。
埼玉の大変ありがたいインチキ病院でがん告知をされた後、T病院のA先生をご紹介してくださったH先生にお会いすることが出来ました。
以前にも書きましたが、Nadjaでの酒場仲間YさんからH先生をご紹介頂き、H先生からT病院をご紹介頂きました。今回も私からYさんにお願いをして場を作っていただきました。(Yさん、いつも本当にありがとうございます。)
H先生は以前T病院にお勤めになられておられ、A先生はH先生の後輩にあたるご関係だそうです。
会ったことも無くたった一度だけ電話でほんのお少し話をしただけの兄貴のこと、食道がんという病気のこと、T病院のこと、T病院の創設者の方の言葉、ご自身のお話等々。いろんなお話をおうかがいする事ができました。
お会いすることが出来て本当に良かった。H先生のお話に、僕は驚きと感動すら覚えていました。
H先生の言葉のひとつひとつの中には、H先生の医師としての揺るぎの無い信念と、人間としての深い愛情に裏打ちされている患者さん達への献身の心が凛として存在し、僕はそれらを感じ取っていました。
H先生、本当にどうもありがとうございました。心より感謝申し上げます。
最後に、H先生は僕の目を真っ直ぐ見つめ、優しそうに微笑みながらこうおっしゃられました。
「私はあの日のことは覚えていますよ。お兄さんの声を今でも覚えています。」
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