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2010年8月17日 (火)

渡仏巴里譚 ③ Misyへ<前編>

みゅう弟です。

「どこか行きたい所はありますか?」

渡仏前、Kさんとのメールのやり取りのなかで聞かれていました。

僕は迷わず「兄貴がよく行っていたパリ郊外の別荘」と。僕は地名もどなたの別荘かも分かっておりませんでした。きっとKさんとも共通の知り合いの方と勝手に思い込んでおりました。

パリから南東へ約100km、セーヌ川支流ヨンヌ川に隣する小さな町Misy(ミジー)。兄貴が事あるごとに話をしていた知人の別荘はこの小さな町の川沿いにありました。

この別荘のオーナーのIさん、実は兄貴が最初にパリに住み始める時に新宿Nadjaで紹介してもらった方。兄貴がパリに住み始めてからの知り合いでした。

Kさんも兄貴がこの別荘によく行っていた事はご存知だったようですが、別荘の方がどこの誰かも分からない。でも、僕が行きたがっているのでどうにかしなくてはと、いろいろ調べていただいたのですがやはり分からない。最後は電話帳で調べてIさんにご連絡をして頂き、僕が兄貴を訪ねMisyとこの別荘に訪れたい旨をご説明していただいたとの事。

そんな事情は露知らず、僕らはKさんの車に乗せていただき、良く整備されたフランスの高速道路を走っておりました。

車中でその話をうかがい、Kさんの心遣いに本当に感謝した次第です。

フランスの高速道は良く整備されている分、各地へ向けた分岐も数多く行き先をしっかり把握して車線を選んで走らないと、あらぬ方向へ行ってしまいます。Kさんにとっても初めての地、Misy。カーナビを使って目的地へ向かいます。

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(当初はレンタカーを借りて、自分で行ってみようかなどと考えていたのですが、パリ市内から高速へ出るまでの複雑な市内道、高速の目まぐるしく現れる分岐、高速を降りてからの細かい道、皆かっ飛ばす荒っぽい運転等々のことを考えると、とても自分たちだけでは行けなかったなと、ここでも改めてKさんに感謝でした。)


つづく

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