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2009年10月18日 (日)

出られたLive

みゅう弟です。

1年前の今日、2008年10月18日(土)、僕のバンドのライブにゲストで出てもらいました。

話のきっかけは「気絶ムス」。兄貴がこれを手に入れて凄く嬉しそうだったので、家でチョロチョロ弾くだけでなくこのギターでちゃんと「演奏」する機会があったら兄貴が喜ぶだろうなぁ、という僕の勝手な思いつき。バンドのメンバーに相談すると「音楽を愛する仲間としてぜひ協力させてほしい。」と。

兄貴に声を掛けてみました。

池袋のホテルに滞在していた時、「今度ライブがあるんだけど、1曲弾かない?」

あまりに唐突な申し入れに一瞬ひるんだのですが、「えぇ?でも、弾けるかなぁ...。そうかぁ、でもやってみようか!」

嬉しそうな顔をして答えてくれました。曲は兄貴に選んでもらう事に。選ばれた曲はJohny, Lewis & Charの『Song In My Heart』。


曲が決まってから、「どこ弾く?」、「ギターソロどうする?」、「アコギにしてみようか?」などライブへ向けていろいろと楽しい話(こんな話楽しいのは本人達だけですが...)で盛り上がったり、二人で一緒に弾いたりしていました(これも結局は一度だけでした)。


9月の上旬、兄貴の左手は全く動かなくなってしまい、ギターはもう弾けなくなってしまいました。


それでも「ライブには出る」と言ってくれました。兄貴がこの曲を歌うことになりましたが、バンドと音合わせが出来たのが1回だけでした。


当日は調子も思わしくなく、本当は退院する予定だったのが医師からのOKがでず、ベッドを残したままの仮退院。病院から一時赤羽に戻り本番まで待機、ライブハウスに来れるかどうかギリギリの状態でした。

でもどうにか到着、最後の曲で『Song In My Heart』を演りました。

僕らは7曲演奏したのですが、最後のこの曲だけなんとも表現のしようが無い妙な感覚でした。曲の構成がどうとか、次のコードがどうとか、音程が外れたとか、ギターをミスタッチしたとか。普段、演奏中はこんなことばかり気になりながら演奏しているのが、この曲に限ってそんなつまらないことに一切とらわれず演奏していました。その状態がもの凄く気持ちよくて、楽しくて、4人の一体感があって、他の6曲とは全く違う感触でした(この感触は他の2人のメンバーも同様のことを感じていました)。なんだか誰かに弾かされているような感覚。演奏や歌が上手いとか下手とか、そんなものを大きく超越した「音楽」がそこにあった気がしました。本当に楽しかった。

兄貴自身がこの日のことをどう思っていたのかは良く分かりませんが、(僕は演奏中全く気付かなかったのですが)兄貴は歌いながら涙を流していたようです。

翌日、「凄い楽しかったよ。どうもね。」と言うと。「ああ、俺も。」とだけ返ってきました。結局、このライブの話しをしたのはこの会話だけでした。

この日から約一年になりますが、同じ場所でライブをやろうと思っています。

<John G. Rose Live>
日時:2009年10月31日(土) Open 16:30/Start 17:00~
場所:大塚Welcomeback
出演順:John G. Roseの出演は1番目17:00~17:45です。
料金:チャージ¥1,000(Drink別¥500~)

大塚Welcomeback:http://www.welcomeback.jp/
地図:http://www.welcomeback.jp/map.htm


僕は今回「気絶ムス」を弾きます。『Song In My Heart』も僕が歌います。もしこのブログをご覧になっている方でこの「気絶ムス」を目撃したり、「気絶ムス」の音を聞いてみたいという方がいらっしゃいましたらぜひライブにお来しください。大歓迎です。きっとあの男もあの世から参戦してくることでしょう(笑)。


大変お手数ですが、もしライブに来ていただける方がいらっしゃいましたら事前にこちらにメールを頂けると幸いです。人数把握のためにぜひご協力をお願い致します。

Welcomeback1

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