避暑
みゅう弟です。
2008年8月4日から8月24日まで避暑のためホテルに滞在していました。
場所は池袋サンシャインシティ プリンスホテル。部屋の広さは30㎡弱、シングルベッドが二つのツインルーム。20泊21日の滞在でした。
食道全摘出手術後の体力は落ちる一方で、暑い夏を乗り切るのは十条での生活では困難でした。このころの体力低下は術後の食料摂取困難によるものだけではなく、再発したガンの影響が大きかったのではないかと思います。
この時には栄養補給をするだけではなく、前回起きてしまった脱水症状を回避する上でも、HPN(Home Parenteral Nutrition)在宅中心静脈栄養法が不可欠になりました。(ヤフオクで点滴スタンドをゲット!)
この頃にはモルヒネの量もだいぶ増えてきて、副作用の精神不安が顕著に出るようになってきました。深夜、不安が起こり一人だとパニックになってしまうので、ホテル滞在中は僕と母親が交代で泊まりました。
痛み止め(モルヒネ)、抗不安剤、吐き気止め、便秘薬。痛みを止める薬と副作用を抑える薬、それらの薬によって引き起こされる別の副作用。痛み、精神不安、吐き気、眠け、便秘、腹痛、四肢の機能障害、倦怠感。これらの症状が不規則に出てくるのをモグラ叩きのように薬で対処していく局面が本格化してきた時期です。
こんな状態でしたがこの頃はまだまだ元気で、日が落ちて少し涼しくなると、図書館、楽器屋、TSUTAYA、CD屋などうろうろ歩いたりしていました。たまに一人で電車に乗って新宿まで足を伸ばし、Nadjaにのみに行ったりもしていました。
また、部屋がそこそこ広かったので家からギターを何本も持ってきたり、滞在中にギターアンプを買ったり、PCと接続するスピーカーを持ってきたり。友人達もよく遊びに来てくれて部屋で宴会。さながら自宅のようになっていきました。
徐々に徐々に体調は悪化していき、辛い状況も多くはなってきたのですが、概ねここでの生活を楽しむことが出来たようです。
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