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2009年8月18日 (火)

三浦真司の居場所 3 <最後に会えた仲間たち>

みゅう弟です。

学生時代からの古い友人でもありますが、多くの時間は仕事仲間として過ごしたほうが長かったのだと思います。2008年最後の渡仏でご一緒した方たち、葬儀の時も大変お世話になり母親とお礼を兼ねて一緒に会食いたしました。

兄貴が番組制作プロダクションから独立、会社を立上げてからもずっと一緒に仕事をさせていただいた皆さん。皆さんからもたくさんの思い出話や石垣島・波照間島、カンヌでの旅の話などいろいろと聞かせていただきました。


母親が話しをした、兄貴が母親思いで海外取材に行った時は必ず母親の好きな香水を土産で買ってきたことや、母の日には世界中どこにいても必ず花が贈られていたこと等々。それがガンになるまでずっと続けられていたということには、皆さんとても驚かれていました。家族の話など全くしなかった兄貴の意外な一面に安堵された(笑)ようです。



皆さんは兄貴が会うことが出来た最後の方たちでした。最後の入院をしてからのお見舞いは殆どお断りをしておりました。兄貴は来て頂いてもお相手することも出来ないし、申し訳ないと気を使ってのことでした。でもこの皆さんからご連絡をいただいた時は、「○○さんたちだったら良いんじゃない?」と僕は聞いてみました。

「ああ、そうだな。来てもらおうか。」

この時兄貴はきっと皆さんに会いたかったのだと思います。僕は皆さんと連絡を取ってお見舞いの段取りをしました。

お見舞いに来て頂いた時もかなりの不調でしたが、普通に話をしたり、笑ったり、突っ込みも入れたりしてました。短い時間でしたが皆さんとお話しすることが出来て良かったと思います。

翌日、兄貴は亡くなりました。皆さんを待っていたかのようでした。



がんになってからもいろんな面でサポートしていただいた皆さんに兄貴は本当に感謝をしておりました。4人で一緒に行った波照間島、カンヌへの旅は本当に楽しい思い出で、兄貴にとって大切な自分の居場所だったようです。



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皆さん、ありがとうございました。

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