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2009年5月 5日 (火)

卓越した医療チーム 追記2

みゅう弟です。

やっぱりナースでした。

入院患者、特に体が弱った患者にとって一番頼りになるのはナースです。兄貴の入院生活を見ていて一番そう思いました。

劣位の立場にいる者に対し「上から目線」で「やってやっている」という感じで患者に接しているナースの姿を見たことがあります(この病院ではないですが)。こんな感じでは、同じ事をしてもらっても患者としては後味が悪いし、治るもんも治らないと思います。

その患者を一人の人間として尊重し、事務的にやるべきことを単に「こなす」のではなく、想像力を働かせ、患者の状態を見ながら対処する。その対処の結果どうなったかちゃんと観察する。問題があれば次回の対処に改善する。全てにおいてこういう訳にはいかないけれど、概ねこういう対処をしていただいたと思います。

どんなに高度な医療技術よりも、どんなに優れた宗教的な教えよりもどんなに高尚な哲学的思想よりも、あなた達の「笑顔」と「声」と「手」の方が患者の「救い」になっています。

兄貴が亡くなった後、担当のナース達がみんな鼻を真っ赤にして泣き腫らしながら兄貴の身づくろいをしてくれました。あの姿は忘れられません。それと同時にある種の驚きでもありました。こんな風な感情を持って兄貴に接してくれていたんだと。


あなた達の仕事は本当に素晴らしい。兄貴と僕ら家族がどれだけ助けられ、どれだけ救われたことか。感謝しています。どうもありがとう。


1月の下旬に兄貴の部屋にあったモルヒネなどの薬を返す為に病棟を訪れました。ちょうど兄貴を担当していてくれたナースお二方がおられ、薬をお返ししました。病棟とナース、本来ならば辛い思い出や、悲しい思い出を喚起させられても不思議ではないのに、なんだか懐かしい思いいっぱいで穏やかな気持ちのまま、しばしお話させていただきました。帰り際、「これでこの方達とお会いするのは最後なんだな。」と思うと、「なんだかこの人たちとこのままずっと繋がっていたいなぁ。」という感じがしました。

この感情はきっと僕のものではなく、兄貴が感じている、兄貴が思っていることなんじゃないかなと僕は思っています。

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コメント

私も、母の時、全く同じことを思いました。
泣いているナースの姿にびっくりしたことも同じ。
その姿を最後に、その瞬間まであれだけ
濃い時間を共有していたのに
もう関係なくなるんだと言う事実に
不思議な感覚さえ覚えました。
ナースはすごい職業ですよね、ほんと。

投稿: レベッカ | 2009年5月 5日 (火) 12時38分

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