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2009年2月 8日 (日)

コインロッカー・ベイビーズ

みゅう妹(in-law)です。

兄さんの部屋を整理したとき。たくさんの蔵書の中から夫と私で興味のあるものを選んで貰うことにしました。その中の一冊が『コインロッカー・ベイビーズ』。奥付を見たら発売当時、私は小学生。タイトルは何度も聞いたことがあったけれど読む機会がないままだったわけです。


風邪を引いていたけれど一気に読みました。読み始めてすぐに「体調が悪い時に読む本じゃないな」と気付いたけれど止められなかった。そして読み終わって思ったのです。多分、リアルタイムで読んだであろう兄さんの感想が聞きたかったな、と。何度も引越をしていた兄さんがこれを捨てずに残していた理由は何だろう?

今の世の中は何かがおかしい、狂ってきていると言われ私自身もそう感じていたけれど、それは今に始まった話じゃなくて、これが書かれた30年近く前の時点でとっくに狂ってたんじゃないか。いや、その前からずっと。


兄さんも友人の皆さんたちと、そんな話をしたんだろうか。きっと聞いてみても「いや~別にそういう感じでもないけどねえ」とかなんとか言って憎まれ口のひとつでも追加して結局本当のところは教えてくれないんですよね?とタキシード姿の写真をジロリと見てみるサタデーナイトです。

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コメント

その本は当時のベストセラー本で、私は題名で拒絶した記憶があります。村上龍の本は唯一、麻薬の密売でコンドームにコカインを詰めて飲み込み、日本に持ち込前に胃でコンドームが破れ死んだ男の話、たしかエクスタシーと言うような題名の本を読んだ記憶があります。

投稿: クルル凹 | 2009年2月 8日 (日) 21時17分

訳あって、三浦君の蔵書を見たことがあります。
もう20年ほど前のことですが。
当時彼は、W村上氏の本をすべてもっていたように記憶してます。
今もうそのW村上氏の本があまり残っていないのなら、やっぱりこの本は、彼にとってとても意味あるモノだったんだろうな、と思います。
私もこの本は読んでますが、村上龍氏の本は読後に、オトコに生まれ変わりたくなるようなざらつきを感じたことだけを、覚えてます。

投稿: t | 2009年2月16日 (月) 18時21分

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