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2009年2月10日 (火)

行けなかったLive 2

みゅう弟です。

2008年2月10日 日本武道館
忌野清志郎 完全復活祭 日本武道館

これはどちらかというと行けなくて良かった話。

このライブの発表時、Yahooでチケット購入の応募があり、僕も兄貴もエントリー。結果、二人とも当選しチケットが4枚に。兄貴は自分の当選分を友人にあげ、僕の当選分の2枚で行こうということになっていました。

2008年の1月後半、腸閉塞の手術後、一段と体力が落ちてしまい、寒さが酷く辛くなってきた。避寒目的での石垣島滞在が現実的オプションとして検討された。石垣島長期滞在の決断の際、兄貴が一番の気がかりだったのがこのライブ。「石垣に行くと清志郎見れねーなぁ。」と言って躊躇していたけれど、主治医から賛成され即決。

2月2日、2ヶ月の石垣島滞在へと一人で旅立ちました。(ちなみに、この翌日が東京は大雪で羽田発のフライトがだいぶキャンセルされました。一日ずれていたら、「清志郎行ってから」とかいってずるずるスケジュールが延びて、この長期滞在も無かったかも、と後で兄貴とよく話していました。)

僕は何となく誰か他の人を誘う気になれず、兄貴の分のチケットを持ったまま一人で武道館に行きました。

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清志郎はいつもの(僕らが思っているまんまの)清志郎で、ライブは最高に素晴らしかった。この日のライブにはチャボも出演。チャボがいるのといないのではライブの印象や意味合いが全く違ってくるんだろうなぁと思いました。この日の感想を兄貴にライブ・レポートとしてメールを送り、このライブのお土産↓を石垣島送りました。

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この石垣島長期滞在は、先の記事「石垣島へ」の旅行があったからこそ検討され、また、石垣島に僕ら家族の親しい、信頼できる友人がそこに住んでいたからこそ実現できたのです。この長期滞在は、また次に新たな、兄貴にとっての「重要な出来事」へと繋がっていきます。それはまた別の記事で。

なのでこのライブはいけなくても良かったのです...。

「良かったのです」が、その数ヵ月後に清志郎の癌が転移してしまったというニュースは、兄貴の気持ちにも大きな影を落としていきました。

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コメント

この間、プラソルライヴでちびっとお話したもりねえと申します。
sax Hamberの相方でございます。


ご兄弟でブログを続けていらっしゃること、とてもステキだなと思います。
私も一昨年末に最愛の母を亡くし
イモトと妙に仲良しさんになっています。

キヨシローは最も愛するアーチストです。なぜか、ライヴは最近行けませんが
武道館とブルーノートのDVDは持っています。
もちろんその場で聴きたいけど。

母がガンで亡くなったので、どうもガンという言葉におびえてしまい
なかなかよく見られない姉妹です。

でも、時間が経つにつれ
なんとなくしっくりきているのも事実です。

当時は、身を削られる想いでしたが
たくさんのことを、母の死によって教えてもらえたので。
ちょっとまだ乗り越えられてませんが、身内が去るということは、なかなか難しいですよね。

長々とすみません。

投稿: もりねえ | 2009年3月29日 (日) 05時33分

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