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2009年2月

2009年2月26日 (木)

八重山便り

みゅう弟です。

石垣島での生活は目新しいものも多く、それなりに楽しんでいたようです。しかしながら、体調はあまり思わしくなく、腹痛や、下痢、便秘、痛みでしんどかったようです。それでも寒い東京で過ごすよりは、かなり良い環境でした。島に行ってから、時々状況報告のメールをくれました。下記、本人からのメールです。

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2/5(火)
タクシーで市街地に行き、モール周辺を散策。根間楽器はあいかわらず閉まっている。調べてみるとどうも今は閉店中らしい。残念。

ターミナルからバスでサンエーへ。まだまだスーパーに並んでるものが珍しくて楽しい(^^;

食料品たくさん買い込んでバスに乗る。

帰りのバスの運転手が、乗るときに止まるところとか聞いたら返事がつっけんどんで無愛想なやつだなとおもったんだけどおりるときには「ここらへんでいい?」かいって停留所じゃないところでおろしてくれた。いいやつだった。

2/6(水)
ためしに市立図書館まで歩いて行ってみる。よろよろと所要時間25分なんとか大丈夫な感じ。雑誌や全国紙の新聞がたくさんあって楽しいのに2月はほとんど休みなのが残念。船のターミナルでおにぎりを食べてまた歩いて帰る。

近所の弁当屋でお弁当500円を買ってみる。500mlのさんぴん茶をつけてくれる。ご飯もおかずもむちゃくちゃ多い。ご飯は半分以上冷凍にする。

2/7(木)
雨だけど小降りになったときに近くのマックスバリュへ。

夕方、またマックスバリュへ。まだまだスーパーが楽しい(^^;

2/8(金)
終日、雨が激しいのでさすがに外出せず。

立派な台所があるのでゴーヤちゃんぷるを作ってみる。数日前に食べた中身汁のスープがちょっと塩辛すぎて飲まずにとってあったのでこれで味付け。やっぱり素材が(特に島豆腐!)違うのか東京で作るのよりもぜんぜんおいしい。あたりまえだけど。

これまでに食べたお弁当やお惣菜はみんな味付けが甘すぎ味の素っぽい人口調味料を使いすぎの感じなので自分でいろいろと作った方が正解かなという感じ。あたりまえだけど(^^;

2/9(土)
雨が多くてあまり動いてないようですが、先週まで東京ではほとんど引きこもり状態だったのと比べると運動量はかなり増えていてというかはしゃぎすぎて急に運動しすぎというぐらいの感じだったのでこの週末は天気もまだ悪くてちょうどいいのでちょっと休憩です。
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2009年2月22日 (日)

楽しい

みゅう弟です。

僕の息子を大変可愛がってくれていました。ネコっ可愛がりをするのではないけれど、独特の距離感を保ちながら、何時も気にしてくれていました。

息子がふざけている姿を見るのが好きでした。甥っ子といる時間は楽しかったようです。こんな笑顔はあまり見たことがありません。


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2009年2月14日 (土)

ニヤオ

みゅう妹(in-law)です。

一昨年の12月に石垣島へ兄さんと一緒に行った時のこと。

旅の2日目、竹富島のアイヤル浜というところにとても人懐こい1匹の猫がいました。息子が勝手に「ニヤオ」と名づけ遊んだり皆で写真を撮ったり。兄さんはとても楽しそうでした。

そして先日。

本屋で猫好きな私がなんとなく手を伸ばした雑誌の表紙には「猫の楽園・竹富島」の文字。ページをめくると「アイヤル浜で出会った猫ちゃん」のキャプションのもと堂々たるニヤオの姿が!


わぁ~兄さんにも見せなきゃ!と思ってすぐ、不在に気付く寂しい瞬間を越えつつ、その雑誌を買って帰ったのでありました。


ペットライフ社刊『猫生活vol.07』
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2009年2月10日 (火)

行けなかったLive 2

みゅう弟です。

2008年2月10日 日本武道館
忌野清志郎 完全復活祭 日本武道館

これはどちらかというと行けなくて良かった話。

このライブの発表時、Yahooでチケット購入の応募があり、僕も兄貴もエントリー。結果、二人とも当選しチケットが4枚に。兄貴は自分の当選分を友人にあげ、僕の当選分の2枚で行こうということになっていました。

2008年の1月後半、腸閉塞の手術後、一段と体力が落ちてしまい、寒さが酷く辛くなってきた。避寒目的での石垣島滞在が現実的オプションとして検討された。石垣島長期滞在の決断の際、兄貴が一番の気がかりだったのがこのライブ。「石垣に行くと清志郎見れねーなぁ。」と言って躊躇していたけれど、主治医から賛成され即決。

2月2日、2ヶ月の石垣島滞在へと一人で旅立ちました。(ちなみに、この翌日が東京は大雪で羽田発のフライトがだいぶキャンセルされました。一日ずれていたら、「清志郎行ってから」とかいってずるずるスケジュールが延びて、この長期滞在も無かったかも、と後で兄貴とよく話していました。)

僕は何となく誰か他の人を誘う気になれず、兄貴の分のチケットを持ったまま一人で武道館に行きました。

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清志郎はいつもの(僕らが思っているまんまの)清志郎で、ライブは最高に素晴らしかった。この日のライブにはチャボも出演。チャボがいるのといないのではライブの印象や意味合いが全く違ってくるんだろうなぁと思いました。この日の感想を兄貴にライブ・レポートとしてメールを送り、このライブのお土産↓を石垣島送りました。

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この石垣島長期滞在は、先の記事「石垣島へ」の旅行があったからこそ検討され、また、石垣島に僕ら家族の親しい、信頼できる友人がそこに住んでいたからこそ実現できたのです。この長期滞在は、また次に新たな、兄貴にとっての「重要な出来事」へと繋がっていきます。それはまた別の記事で。

なのでこのライブはいけなくても良かったのです...。

「良かったのです」が、その数ヵ月後に清志郎の癌が転移してしまったというニュースは、兄貴の気持ちにも大きな影を落としていきました。

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行けたLive 2

みゅう弟です。

2008年4月20日 JCBホールにて
SMOKY MEDICINE

兄貴の過去のブログでも書かれているように、すっげーカッコいいライブで、兄貴もこの日はテンション高く、かなりご満悦だった。

兄貴は「CharがSGを弾いてるのを始めて見た。」と興奮気味に話していた。30年以上Char追っかけをしていても見たことが無いという。また、Jeff Beckグループの曲が多数演奏されたことも嬉しかったらしい。ライブが終わった夜に、この日演奏された曲が入っているJeff Beckグループのアルバムをメールで僕に教えてくれた。

アリーナの前方右端の席。アンコール時、アリーナ席は総立ちになったけど、ライブを立ってみるほど体力は無かったので座ったまま音だけ聞いていた。マリちゃんの「HONEY」はステージが見えなくてもしびれた。

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「長くて1年...。」余命宣告をされる4日前の出来事だった。そんな不可避な事実を突きつけられる前に、こんな楽しい時間を兄貴が過ごせたことはとてもありがたいことだった。

7ヵ月後の11月2日、この日のライブがBS朝日で放送。義弟に頼んでビデオを録って貰った。11月3日、この日少し調子が良かったので、病室で兄貴と一緒にこのビデオを見た。病室のしょぼい小さなテレビデオで見た。イヤホンでモノラル音で聞いた。ステージが見えなかったアンコールの曲も見れた。見終わっても兄貴は何も言わなかった。一緒に見た最後のビデオになった。


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この日にタイコを叩いていたSMOKY MEDICINEオリジナルメンバーの藤井章司さんが心筋梗塞のため先週金曜日2月6日に亡くなられた。あまりにも突然の知らせに僕は語るべき言葉が見つからない。

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2009年2月 8日 (日)

コインロッカー・ベイビーズ

みゅう妹(in-law)です。

兄さんの部屋を整理したとき。たくさんの蔵書の中から夫と私で興味のあるものを選んで貰うことにしました。その中の一冊が『コインロッカー・ベイビーズ』。奥付を見たら発売当時、私は小学生。タイトルは何度も聞いたことがあったけれど読む機会がないままだったわけです。


風邪を引いていたけれど一気に読みました。読み始めてすぐに「体調が悪い時に読む本じゃないな」と気付いたけれど止められなかった。そして読み終わって思ったのです。多分、リアルタイムで読んだであろう兄さんの感想が聞きたかったな、と。何度も引越をしていた兄さんがこれを捨てずに残していた理由は何だろう?

今の世の中は何かがおかしい、狂ってきていると言われ私自身もそう感じていたけれど、それは今に始まった話じゃなくて、これが書かれた30年近く前の時点でとっくに狂ってたんじゃないか。いや、その前からずっと。


兄さんも友人の皆さんたちと、そんな話をしたんだろうか。きっと聞いてみても「いや~別にそういう感じでもないけどねえ」とかなんとか言って憎まれ口のひとつでも追加して結局本当のところは教えてくれないんですよね?とタキシード姿の写真をジロリと見てみるサタデーナイトです。

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