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2008年9月11日 (木)

大晦日の悪夢ふたたび!?(2)

16:15

「まだ分かんねーのかよ!痛てえよぉ、痛てえよぉ、ひえ~!!」
検査はしたが相変わらず放置のまま、痛みは増す一方。見るに見かねた弟が医師を呼ぶ。医師Aが来たが、痛みが増した腹部を押しやがる。

医師A:「これは痛い?」
俺:「痛い!」(痛てえっつってんだろ、ばーろー!押すんじゃねえよ!)
医師A:「これはどう?」
俺:「痛い、痛い!」(だからよ、痛てえっつってんだろ、見てて分かんねーのかよ、ばか!これ以上押すなボケ、カス、ハゲ!)
医師A:「ここは?」
俺:「うあぁー!!」(あぁ、また押しやがった。そこが一番痛てえんだよ、触んな、ばーろー!!)

散々俺を痛めつけた挙句帰った。戻ってきて採血をし、違う痛み止めを投与開始。

17:00
「あれ?ちょっと痛みが和らいだ感じ。」
あちこち押されてからしばらくは痛くてしょうがなかったんだけど、痛みに慣れてしまったのか痛みの進行が止まった感じ。あの日の極限的な痛みには発展しなかったようだ。「これでまた手術したらもっと痩せちゃうなぁ。」なんてことを考えていたらいつの間にか眠ってしまっていた。

19:10
「どうですか?まだ痛いですか?」
医師の声で目が覚めた。さっきの医師Aとは別な医師Bが顔を覗き込んで話しかけている。俺が目覚めたのを確認する間もなく医師Bの手が腹部に伸びていく。俺は一瞬息をのむが間に合わない、また押される!ひえ~!!

医師B:「これは痛い?」
俺:「...いいえ。」(あれ?)
医師B:「これはどう?」
俺:「いいえ...。」(さっきのはどこに行っちゃたのかな?)
医師B:「ここは?」
俺:「はい、少し」(あぁ、あった、あったこれこれ。)

完全ではないがいつの間にか痛みが抜けていた。医師Bが家族に何か説明をしている。その声を聞きながら「あぁ、助かった。切らずにすんだよ。」なんてことを思ってたらまた眠ってしまった。

医師Bの判断は...、
・腸の一部が何らかの原因により狭くなってしまった。
・腸液の通りが悪くなり、狭くなった部分の手前に腸液が滞留。
・腸液滞留部分の腸が膨れ上がり、それが激痛となる。
・腸の腫れを抑える薬を投与。(変えた痛み止めと思っていたやつは実はこの薬だった)
・腸の腫れが引くことにより、腸液の流れが確保され、通常な状態に。
・狭くなった部分は慢性的なものではなく一時的なもの。
・前回の腸閉塞に近い症状と考えられるが、腸のねじれ、腐敗はおきていない。

この判断はエコー、CT、採血の結果で分かったものではなく、症状と投薬による反応および検査結果から総合判断したものであるそうだ。今回の場合エコー、CT、採血だけでは目視できる結果は何も得られず対処に時間がかかってしまったそうだ。

もう、痛いのはいやだな。


こんな瀬戸際をまた繰り返す病院デイズ10日目の出来事でした。

※本人は手の痺れのためキーボードを叩けないので、代わりに記事をアップしているのはみゅう弟です。

<<お見舞い時のお願い>>
入院も10日以上たったのでだいぶ飽きてきたのでお見舞い大歓迎です。でもこんな調子なのでかなりへこたれております。せっかくお見舞いに来ていただいてもお話ができなかったりしますので、できればいらっしゃる前に事前にご連絡を頂けると大変ありがたいです。

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