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2008年4月 3日 (木)

山羊の体のスープ(3)

「一休」はテーブルと座敷で60席はありそうなけっこう大きな店です。わたしは座敷のすみっこに案内され、迷うことなく単品の山羊汁をたのみ、地元の泡盛請福を水割りでちびちびとなめながらまわりをきょろきょろと観察していました。

石垣には泡盛メーカーが5つありますがこの請福をいちばんよく見かけます。わたしの口にもいちばん合うようです。なにより安いしね。石垣のスーパーで感動したもののひとつが泡盛のコーナーです。お酒の売り場にはもちろん日本酒・ウィスキー・ワイン・泡盛以外の焼酎なんでも置いてありますがなんといっても泡盛がいちばん広いスペースを占めています。そして泡盛でも一升瓶入り、それも一升瓶2本をセットにしたものがいちばんたくさん並んでいます。これにもちょっとは驚きましたが、これぐらいまでは「やっぱりみんな泡盛をたくさん飲むんだなあ、いやあ、いいところだ」というぐらいの感想でまあ想定していた範囲のことでした。

東京で焼酎を買う場合は4合瓶がいちばん多くたまに一升瓶があることあったりするぐらいだと思います(ホワイトリカー4リットルなんてのもあったりしますがそーいうのは置いといて)。ところがこちらでは泡盛の各ブランドが一升瓶・4合瓶以外に2合瓶・3合瓶、メーカーによっては1合(よーするにワンカップサイズね)まで用意して顧客つまり酒飲みのニーズにきめ細かく対応しているのです。

盛り場ではなく住宅街にぽつんぽつんとあるふつーの定食屋とか沖縄そば屋でひとりで酒を飲んでる人をよく見かけます。東京の居酒屋であればチューハイやホッピーを一杯単位で飲むとかボトルをキープするというのが多いわけですがこちらでは基本は飲みきりです。もちろん飲みきれなかったら持って帰ることはできますが基本は一本飲みきる。

もちろん4合だってひと晩で飲みきってしまうという人はたくさんいます。しかし、いくら沖縄、いくら石垣といってもそんな立派な人ばかりではありません。「ひとりでは2合がいいとこだなあ」とか「二人でも4合は飲みきれないよ」とか人それぞれなのです。4合瓶というのは持って帰るにはけっこううっとおしいサイズです。帰り道ちょっと飲みたくなって駅の片隅や公園でラッパ飲みなどしていると「ああ、おれは人間のくずなんじゃないか」といらぬ反省をさせられてしまうようなよけいなお世話なサイズです。

そこでこの泡盛2合瓶・3合瓶の登場です。一本飲みきったという心地よい達成感、道端で飲んでいても遠目にはペットボトルかなぐらいにしか見えないサイズ。これこそまさにカスタマー・サティスファクションを体現したサービスといえるのではないでしょうか。

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コメント

う~ん、日本のお酒大好きなおじさんにとっては、羨ましい所ですなぁ~。
ちなみにこちとら今日は休肝日。

投稿: 松@しらふ | 2008年4月 3日 (木) 23時38分

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