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2008年4月 7日 (月)

山羊の体のスープ(4)

客層は9割は現地の人、作業着を着た人が多く仕事の途中という人が多いようです。あとの1割はぼくのような観光客です。とくにチェックするつもりもなかったんだけど、みなさんが注文する声、店員さんが料理をもってきて「○○のお客さんは・・・・・・」という声をなんとなく聞いていました。そして気づいたのは

だれも山羊を食ってない!

ここは山羊料理の店、山羊がうりものの店じゃなかったのか!

みなさんが食べているのは牛汁か八重山そば。テーブル席のほうでもおなじ状況です。店に入ったのは12時すぎ、12時半ごろにはいっぱいになりもうひと回転ぐらいするのかなと思っていたら、1時すぎにはお客さんはほとんどいなくなっていました。けっきょく気づいた範囲ではほかに山羊汁をたのんだ人はいなかったのです。

なんで山羊汁の店に来てみんな山羊汁をたのまないんだ?

金城さんいがいにも何人か山羊汁好きだという運転手さんにたずねてみましたが、こたえは単純でした。

「山羊は高いからね」

そう、山羊肉は本来めでたいときだけに食べられる貴重な肉。よーするに高いのです。

一休のランチメニューでも牛汁ライス付が650円、牛そば550円、八重山そば大が400円に対し山羊汁単品が1,250円、山羊そばが800円です。それに一休は山羊汁以外のメニューもかなりうまいので、ちょっと遠くからでも車で来る価値もあるということのようです。たしかに夜のメニューでも山羊刺しは予約制だし、ゴーヤチャーハンがいちばん人気だったりして、どちらかというと山羊もあるおいしい島料理の店という感じです。

金城さんにいわせると石垣では一休いがいの山羊汁は「だめさあ」なのですが、人の話を素直にきかないわたしは金城さんにくいさがり、ほかの「だめさあ」の店を案内してもらいました。

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コメント

おはようございます、
雄三と申します。

三浦さんのブログは一昨年秋頃からずっと読ませて頂いております。
また、今年から始めた私のブログにも、勝手ながら関連リンクで掲載させていただいています。

石垣の山羊料理の今日の話題を拝読して、
寿司屋で漬物と酒を、焼肉屋で冷麺とビールを頼んでしまう自分を思い出してしまいました。
でも、お店の雰囲気よさそうですね。

ところで、石垣島の事についてお尋ねしたいのですが、
ウィークリーマンションにお住まいとブログにありましたが、ネットのインフラや物価はどうでしょうか?
私も石垣や西表方面への移動を計画しており、光ファイバーなどの状況が調べても今ひとつわからなくて・・・。

ゆっくり療養されているところ、不躾なコメントで申し訳ありません。

お元気でお帰りになられるようお祈りしております。

投稿: 雄三 | 2008年4月10日 (木) 05時19分

元気そうでなによりです。

ひとつ疑問です。
なぜ、「ヤギの体のスープ」なんでしょう。
「ヤギのスープ」じゃだめなの?

ヤギのしっぽのスープとか、ヤギの皮とか、ほかにあるのかなーと
思いました。

投稿: ay | 2008年4月12日 (土) 15時55分

ayさん

 『山羊の頭のスープ』ってストーンズのアルバム、知りませんか?

投稿: 小野 | 2008年4月24日 (木) 00時48分

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