« ひとさまの闘病記(16) | トップページ | まあそこらへんはてきとーに(3) »

2008年3月13日 (木)

まあそこらへんはてきとーに(2)

いくら沖縄だ離島だとはいっても日本である、みんなお米を食べて日本語を話しているのだ。そんなにおどろくほどの文化的な違いなんてそうあるわけではない、とは思っていたんだけど、ある日おどろいたことがあります。

スーパーのお惣菜売り場でなんとなく肉じゃがを買ってきました。べつに肉じゃがが好きだとかじゃなくて、なんとなく買ってしまったのです。こっちのスーパーのお惣菜売り場には、豚の足だとか耳だとか内蔵だとかそんなものばかり売っているなんてことはぜんぜんなくて、かなり東京と変わらないふつーのお惣菜ばかり売っています。どちらかというと豚の足だとか耳だとか内蔵だとかが好きなわたしは、そんなお惣菜売り場は素通りして、豚の足だとか耳だとか内蔵だとかのコーナーに行ってしまうことが多いのですが、この日はなんとなくこーいう普通っぽいものをしばらく食べてないなあ、たまにはこーいう普通っぽいものも食べてみようかなあと、パックをよく見ることもなくかごに入れてしまったのです。

帰ってパックを取り出しておどろいた。じゃがいもよりも肉のほうが多いやないかい! それも肉のきれはしががすげえぶ厚いやないかい! おどろきのあまりいんちきな関西弁になってしまったやないかい。ざっと見て、肉が6割にじゃがいもが3割、他の野菜(たまねぎ、にんじん、いんげん)が1割といったところだろうか。

わたしが知っている肉じゃが、ふだん近所のお惣菜屋さんで見かける(あんまり買わない)肉じゃがはじゃがいもの合い間にたぶん肉の切れ端らしきものがときおり姿を見せたり見せなかったりというものです。近所の居酒屋で見かける(たのんだことない)肉じゃがもまあそんなものです。(よーするに肉じゃがぜんぜん好きじゃない)

そーいえば以前、どこだったか忘れたけど外国の日本料理店でこんな感じのでかい肉の合い間にじゃがいもが見え隠れするような肉じゃがが出てきてみんなでおどろいたことがあって、そのとき現地のひとに「こっちでは日本の安い牛丼や安い肉じゃがに入っているようなくず肉は人間が食べる食材としてどこにも売ってないんですよ」と言われたことがあるのを思い出した。

悪かったな、くず肉で。こっちはそんな安い牛丼を、、そんなくず肉を、おお肉だ肉だ、うまいうまい、といってずっと食い続けてんだよ。おっ、思い出して思わず逆上してしまった。

そりゃ、地球上には野菜が高価で肉を食べてるほうが安あがりな国というのはたくさんある。この石垣だって東京とくらべるともちろん野菜は高い。肉は安い。でも肉じゃががそんなに姿を変えてしまうほどの違いではないはずだ。

これは、肉じゃがの肉をけちってはいけないという、やはり文化のちがいなのだろうか。わたしはそう思いかけ、いやじっさい数日間はそう思っていた。しかし、わたしはまちがっていました。おどろくべきところはそんなところではなかったのです。

|

« ひとさまの闘病記(16) | トップページ | まあそこらへんはてきとーに(3) »

コメント

気になって眠れない。

投稿: 愛読者1 | 2008年3月14日 (金) 22時07分

言えてる。
ありそうな理由をことごとくあげておきながら、「おどろくべきところはそんなところではなかった」ときた。
ワクワク。

投稿: 愛読者2 | 2008年3月15日 (土) 12時23分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/57189/11294222

この記事へのトラックバック一覧です: まあそこらへんはてきとーに(2):

« ひとさまの闘病記(16) | トップページ | まあそこらへんはてきとーに(3) »