やっぱり銭湯
いぜんはお風呂は基本的に銭湯だったんだけど、銭湯のお湯は熱くてちょっと自信がなかったので手術をしてからは部屋のせこい風呂でシャワーだけ浴びたり、スポーツクラブに入ってからはそこの風呂がまあまあ大きいので使っていました。せこい湯船に入るぐらいならシャワーだけでいいやというほうなので病院にいる時もシャワーしか使っていませんでした。病院のお風呂は予約制で30分しか使えなくて、その30分に湯船にお湯を張ってすてる時間も含まれているのであわただしいのです。
でも寒くなってくると大きなお風呂であったまったほうが体が楽なので、副作用で体が不自由になってからもできるだけ風呂に入るだけにスポーツクラブに行っていたんだけど、そこの風呂を使う連中のマナーがあまりに悪くてうっとおしいので、久しぶりに銭湯に行ってみたらお湯も大丈夫で、なによりもそこで過ごす時間がずっと快適だったのです。
スポーツクラブも昼頃までは男は少なくていいんだけど、午後から夕方にかけておっさんじーさんが増えてきます。で、この風呂がおばさんたちのプールと同様に連中の社交場になっているのです。尻も金玉も洗わずに汗まみれの体で湯船に飛び込んでくる。他に客がいるのに湯船の縁に腰かけていつまでも世間話をする。これが子どもや若いやつらならまだ分かるんだけど、みんないい大人だから救いようがない。
これが銭湯になるとそんないわずもがなの基本的なマナーはきちんと守られています。子どもや若いやつらだって、はじめの頃はうるさいじじいに怒られたりしたかもしれないけど、いつも来てるわけだから基本的はわきまえている。顔見知りが多いからみんな世間話もするんだけど、必ず風呂をすませてから脱衣場でする。いぜんよく一緒になった背中いっぱいに彫りもののあるおっさんは、どんなに空いている時でもいちばん隅っこの洗い場を使っていた。
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