苦行温泉
先週は群馬県の水上温泉にいっていました。写真をアップした宝川温泉というのは水上からバスで30分くらい山奥に入ったところです。川沿いにでかい露天風呂がいくつもあって裸で移動していくので雪の降りしきる厳寒の中ではかなりつらい。今年は暖かくて紅葉もおそいということで秋の紅葉を愛でながら温泉というのもいいのではないかと誘われて行ったんだけど、行った翌日にはこの地方では史上二位という積雪。ほとんど荒行苦行のような温泉行きではございました。
宝川温泉にいったのは一日だけであとは水上周辺でごろごろしていました。このあたりは現在はラフティングのメッカとしてシーズンには若いひとがたくさんくるらしいんだけど、そういうひとたちは温泉街にはお金を落とさず日帰りで帰ってしまう。温泉街は
けっこう大きく、かつては栄えたのでしょう立派な温泉ホテルがたくさんあるのですが、その多くは閉鎖され廃墟となっています。
ひとが少ないというのは地元のひとにはうれしくないことだろうけど、よそもののこ ちらにしてみればありがたいことでもあって、谷川温泉の町営温泉の露天風呂では完全に貸し切り状態でとても快適ではありました。まあ、雪が降る前だったというのが大きいんだけどね。
さびれた温泉街というのはそれはそれで楽しめるもので、さびれきった路地裏のさびれきったスナックに、どんな妖怪が出てくるんだ、どんなぼったくりをするんだ、とかちょっとドキドキしながら入るのも楽しいもんなんだけど、そんなスナックもみんな灯を消していました。とうぜんストリップなんかもないし、ただでさえ不自由な上に寒くてさらに動きが悪くなった足をひきずってあまり歩きまわることもできず。風呂に入る以外はほとんどこたつで酒を飲んだり本を読んだりしてじっとしていました。
でも、そんなさびれた温泉街でもカラオケ・ボックスだけは、地元の老若男女の唯一の娯楽としてあるんだよね。もちろん行かなかったけど。
ちなみに、左上で動画が見られるようになっています。見てみてね。
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コメント
露天風呂・雪景色・お酒・読書いいですね~。 写真アップしていただきなごみました。旅に「音楽」を持参しないのですか?
投稿: プリプリM | 2007年11月29日 (木) 10時39分
うらぶれた温泉街の写真を見て、松竹の
「秋津温泉」を思い出しました。
若い頃の岡田茉莉子は綺麗ですね。
そして若い頃の長門裕之は桑田佳祐に似てますね。
投稿: bota | 2007年12月26日 (水) 16時23分