DANDY IN THE UNDERWORLD
30回目の9月16日。マーク・ボランが死んで30年になります。
だからというわけじゃないけど、入院中に見たDVDのはなし。
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マーク・ボランTVショウ「MARC」
販売元:コロムビアミュージックエンタテインメント |
これはマーク・ボランがホストをつとめていたイギリスのテレビ番組。30分番組が6本で放送日は1977年8月24日~9月28日、つまりマーク・ボランの事故死をはさんで放送されていたことになる。マーク・ボランがいくつかの若手バンドを紹介し、おねーちゃん4人組のダンスとかもあって、最初と最後にTレックスの演奏、というよくあるというかよくあったスタイルの音楽番組です。
出てくるのは当時イギリスで売り出し中だったんだろうけどぜんぜん知らないバンドも多い。BCRとかロゼッタ・ストーンもいるし、なぜかギターを持って歌うソロのロジャー・テイラーなんていうのもおもしろい。でもなんといっても見ものはジャム、ブームタウン・ラッツ、ジェネレーションXだ。ポール・ウェラーもボブ・ゲルドフもビリー・アイドルも、感動的に若くてかっこいい。目はぎらぎらしていて、やせていて、とぎすまされている。1977年というのはそーいう年だったのだ。
逆に言うとその頃はもうグラム・ロックなんてとっくに過去のものになっていたはずだ。少なくとも日本はそうだったし、その世代交代感はイギリスではもっと激しかったんじゃないだろうか。マーク・ボランとほかのバンドの出演部分は完全な別収録になっていてゲストとマーク・ボランがからむシーンはないので若い世代がマーク・ボランにどう接するかを見ることはできないんだけど、どちらかというとかつての大スターが「昔の名前で出ています」的な存在だったんじゃないだろうか。
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