免疫力を下げてくれるひとたち(2)
うっとおしい縦じまオヤジがなかなか退院しないので免疫力が回復せず、下がった白血球値がなかなか戻らない。
こーいうおっさんとかかわりあいになりたくないと思うのはぼくだけじゃないらしく、ほかのひとたちもみんななるべく目を合わせないようにしているんだけど、週あたまには新しく入ってくる患者がいて、知らないというのは恐ろしいものだ、自分から声をかけてしまい悲惨な目にあっていた。
おっさん、自慢の縦じまパジャマを洗ってしまったらしく今日は虎のTシャツを着て虎のうちわを持っていた。そんなに自慢したいんなら何着も持ってろよ、と言いたいところだが、ともかくその新参者のじいさんはつい「よっぽどお好きなんですねえ」などと声をかけてしまった。虎の尾を踏んでしまったのだ。
虎のおっさんは「いやあ、生れる前からファンだったぐらいで、たいしたことはないんですけどね。がはははは!」というギャグ(のつもりらしい)を一発かましてから次々とじいさんを責め続けている。じいさんは何が起こったんだろうとまわりをきょろきょろと見回すんだけど、もちろんみんな知らん顔。もちろんおれもiPodを聴きながら寝たふり。このじいさんがなんの病気でこれからどーいう治療を受けるのかは知らないけど、あまりいい結果は望めないだろう。
病院は、決して人種や宗教、思想信条などで患者を差別すべきではないと思うが、こーいうのだけはなんとか入院申し込みの段階でチェックして隔離するなりなんらかの処置が取れないものだろうか。やっぱ、大阪の病院には入れないなと思う今日このごろでした。
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