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2007年6月 1日 (金)

欧米なわたし

きょうは頚動脈閉塞試験でした。

そけい部の動脈から入れたカテーテルを頚動脈まで送り込み、先っぽにつけたバルーンをふくらませて脳に行く血液の流れを20分ほど止めてしまうという荒業です。この血を止めているあいだにいろんな機械で血流、脳や神経の働きをチェックします。カテーテルを入れるときに打つ局部麻酔の注射をするのがちくっとするくらいでほとんど痛みとかはない。

あとは手や足の指先を動かしたり、ドクターと簡単な会話をして脳に問題が起きていないかチェックするんだけど、この会話がいちばんつらかった。

「下の名前を言ってください」
「御自分の年齢を言ってください」
「はひふへほ、らりるれろ、言ってください」
ここまではいい。問題はこのあとだ。

医者「100から7を引くと?」
おれ「・・・・・・」
医者「???」
おれ「きゅうぢゅう・・・・・・さん」
医者「そこからまた7を引くと?」
おれ「・・・・・・」
医者「大丈夫ですか?」
おれ「いや、ちょっと・・・・・・」
医者「ゆっくり計算していいですよ」
おれ「はちぢゅう・・・・・・さん、いや、ろく」
医者「それでは・・・」
おれ「あの、これぐらいが限界なんですけど」
医者「あっ、疲れちゃいましたね。これぐらいにしましょうか。まあ脳の動きは大丈夫そうですからね」

で、検査終了後いわれたのは、けっきょく脳の動きなどに問題はなく動脈はつながっているようなんだけど血圧の低下が見られたので、手術後の生活のことを考えるともしもの場合があるのでバイパス手術をすることになるだろうということだった。

ぢゃあよお、血圧の低下があった段階で検査は終わりにして、つまんねえ質問なんかするんじゃねえよ。おれは海外生活が長かったから頭の中が欧米になっちゃってんだよ。欧米ではあーいう計算には電卓を使うんだよ。欧米人は暗算なんてできねえんだよ。麻雀よわくて悪かったなあ。ばーろー。

というわけで、ちょっと傷ついてしまったぜのフライデーナイトです。また明日から月曜の朝まで外出します。

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