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2007年4月 9日 (月)

後味わるい

みんな都知事選のことにはもう触れたくないというか、なかったことにしたいというか、そんな気配があります。もちろん選挙は東京だけじゃなくて日本各地であったわけで、総論としてはいろんな議論や評価があるんだろうけど、東京都知事選に関してはなんか嫌な気分というか、ようするに後味のわるい選挙だった。

石原以外の候補に投票したひとだって「ぜひこの人に都知事をやってほしい」なんて思いで投票したなんてことはなくて「ほんとうはこんなゴミみたいなやつに投票したくないし、入れてもどうせ当選するはずないってことは分かってるんだけど、石原だけはぜったいに嫌だし、棄権もなんなので、こんなゴミみたいな対立候補の名前を書いちゃうぜ」というのがほとんどだったと思う。そりゃあ嫌な気分だ。

で、石原に入れたひとの多くは石原の醜さ、傲慢さ、いかがわしさに、自分自身の醜さ、傲慢さが投影されていることを無意識のうちに感じて嫌な気分なんだと思う。自分の権力保持と金儲けしか考えず、外国人とくにアジア人を差別し、年寄りや貧乏人を切り捨てる、そういう典型的な日本の政治家の姿というのは典型的な日本人の姿であって、けっきょくそんな石原のことを日本人(東京都民っていうのは日本各地出身者の寄せ集めだからね)は好きだったんだと思う。

弱者がどうしたとか言ったってみんな自分のことは弱者じゃないと思っているし、自分が石原と同じ強者の側にいると勘違いしてる連中が280万人いて、「都民の知的なレベルの高さが(私を)理解して、良識を示してくれた」とか言われて喜んでいるんだろうな。

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コメント

日本の社会の事、真剣に考えると癌が再発するわよ。
マジョリティが自虐的な事ばかりやってぇ、それに気がつかないというのは国民性というかぁ、昔からの伝統なんですから。やっぱり行き着くところまで行かないとぉその社会はよくならんのでしょう。
「憲法9条を世界遺産に」なんて言い出した大田に都知事になって貰いたいわぁ。
よくもまあぁ狡猾な単細胞石頭老人に知事を任す気になるわよねぇ。絶対今回だけに限っては猪木でもよかったのに。今回立候補すれば本当に当選したかもしれませんよぉ。

「スポーツ平和党元党首日本国総理大臣 猪木かんじ」


それにしてもサスケはびっくりですよ。
あれで会議をやってんでしょ!
相手から「マスクを取れ!」とか真剣に言われてヤダって言っていましたよね。

あ、スイマセン。ブログの質を下げるような事ばかり書き込んでしまって。

投稿: 石頭チン太郎 | 2007年4月14日 (土) 03時02分

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