さいきんの猪木(6)
『週刊ゴング』が正式に休刊を発表しました。『ゴング格闘技』のほうは「春の復刊目指して」いるということなので、こっちだけスポンサーがついたということだろうか。これで『週刊ゴング』に別のスポンサーがついたりした場合はとうぜん誌名は変えるのかなあ。
一方、猪木のほうは新団体始動にともないブログを始めました。
そして、現新日本プロレスの社長であるサイモン・ケリー猪木(アントニオ猪木の娘婿)が猪木の新団体に合流するために辞任。新日本プロレスは元社長の草間政一氏に「4月9日の流山大会で営業的に協力して欲しい」と支援要求しているという。
この草間政一というひとは、もともとプロレスとはぜんぜん関係なくて本業は経営コンサルタントということらしいいんだけど、新日本プロレスの経営が赤字続きでどん底だった2004年に猪木から請われるかたちで社長に就任しました。そして、すべてにおいてどんぶり勘定だった新日本プロレスの経営を合理化し一年で黒字にもっていったところに、こんどは猪木から一方的にいんねんをつけられて追い出されたということで、新日の借金も一部肩代わりしたと自分では言っている。
サイモンがいなくなって、猪木と完全に切れた新日になら協力してもいいということらしいけれど、自分自身が現在流山市長選挙に立候補しているということも絡んでいるみたいだし、なんかみんなうさんくさくていいよなあ。
プロレスの世界なんて力道山の時代から集合離散、裏切りと和解の繰り返しみたいなことをずっと繰り返してきたわけで、大きなもめ事があるときにはたいてい猪木がからんでいる。ここんとこプロレスは低迷しているのでビジネスとしてはしょぼいんだけど、この10年くらいK-1やPRIDEにやばい筋の人たちが群がっていることから分かるように、興行の世界っていうのは当たればほんとうにおいしいのだろう。
やっぱプロレス界はゴタゴタしているほうがおもしろいなあ。わくわくしてくるなあ。
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