« さいきんの猪木(6) | トップページ | パソコンこわい »

2007年3月18日 (日)

1979年の夏(1)

1979年8月25日の夜、ぼくは18歳で、友人二人と武道館の前にできた長い行列の中にいました。

この年の5月、東京スポーツが創立20周年記念のイベントとして企画した、当時の日本のプロレス3団体であった全日本プロレス、新日本プロレス、国際プロレスの三団体による興行『プロレス夢のオールスター戦』が8月26日に行われることが決定しました。

プロレスファンなどというものはいつの時代も素直じゃないところがあって、そのころのぼくも「どうせ、そんなの単なるお祭りで、たいした試合はないだろう」と前売りチケットは買っていなかったんだけど、日が近づくにつれ「これに行っておかないと一生後悔するんじゃないか」などと思い始め、当日券が発売されるという知らせをきいて、その前日から当日券を求める列に並んでいたわけです。

そんなたかがプロレスを見るために徹夜するという愚かなプロレスファンを取材しにいくつかのメディアが来てちょっとだけ取材して帰っていった。そんな中、当時まだ月刊だった『ゴング』のひとはちょっと違って、やっぱりちょっと愚かだったらしく、「僕も朝までみんなにつきあうよ」と言っていったん会社に帰りなんと16ミリの映写機とスクリーンを持ってきて古いプロレスのフィルムを愚かなみんなに見せてくれたのです。

それが何の試合だったのか正確には覚えていないんだけど、ビル・ロビンソンが映っていた記憶はあるので古い国際プロレスの映像だったかもしれない。フィルムだったということを考えるとそんなに長い時間だったはずはないんだけど、記憶の中ではそのフィルムは夜が明けるまでずっと続いていた。

『週刊ゴング』の廃刊号(っていうのかな?)で、プロレスラーや関係者が『ゴング』の思い出を語っていたので、ぼくもちょっとだけ語ってみました。

Gong1Gong2_3        




      

|

« さいきんの猪木(6) | トップページ | パソコンこわい »

コメント

そんな感傷に浸ってないで、
浸ってないか?
いつでるか?
まだなのか?
やきもきしてんですけど
早いとこブックレビュー
してちょんまげ。

http://www.amazon.co.jp/1976%E5%B9%B4%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%8B%E3%82%AA%E7%8C%AA%E6%9C%A8-%E6%9F%B3%E6%BE%A4-%E5%81%A5/dp/4163689605

投稿: オモモ | 2007年3月20日 (火) 07時05分

おばさんは、こういう話に弱い。しかも79年の夏、だ。

1年経過だね。
ホント、いい病院に入れてよかったね。

投稿: のり | 2007年3月21日 (水) 21時16分

昨夜は、ばったり、びっくりでした。
縄張り荒らしてすみません。今度、ゆっくりやりましょう!
あれから2軒目みとめへ。それにしても十条は、いいですね。

投稿: kawaida(gg) | 2007年3月23日 (金) 11時23分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 1979年の夏(1):

« さいきんの猪木(6) | トップページ | パソコンこわい »