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2006年11月 9日 (木)

再発の行方(1)

というわけで入院しました。

超音波内視鏡というのは、内視鏡のチューブの先っちょに超音波を発生する装置がついていて、体内の組織構造が変化する部位で音波がはねかえってくる現象を利用し、はねかえりの強さや部位を画像として映し出すということだそうです。ようするにがん組織と健康な組織とで超音波のはねかえり具合が違うので、その差を三次元のイメージとして再現し、どれぐらい深くまでがんに侵されているかが分かるということね。

その超音波内視鏡にも目標とする部位によって大きさの違う何種類かがあって、きょうは二種類を突っこまれました。ぼくの食道は放射線治療によって細くなり柔軟性もなくなっているので、通常の内視鏡サイズのその二種類でもかなりむりやり押し込んだ感じでした。きょうの検査では、転移のあったリンパ節の様子まで分かるもうひとまわり大きいのが予定されていたんだけど、これ以上大きいのをむりやり突っこむと食道が傷ついて今後の治療に影響するということで今回は断念することになりました。

先週の検査で発見された表面は5ミリぐらいの再発がんがどれぐらい深くまでいってるかによって、とりあえず内視鏡による簡単な手術で済ませるか食道全摘出の大手術になるかという審判が下されるわけですが、これがすぐに食道全摘出というほど深くもないけど内視鏡手術で必ず取りきれるというほど浅くもない微妙な大きさ。消化器外科の部長や内科のドクターもまじえて検討するということで結論は来週に持ち越しです。

で、予想はしていたんだけど、週末はやることがないから外泊すれば、ということで金曜の昼から月曜の朝まで外出しています

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