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2006年11月22日 (水)

再発の行方(3)

内視鏡による手術が12月13日水曜日に決まりました。入院は前日の12日、期間は一週間から10日ということです。まえに入院は三日ぐらいだろうと言われたのは通常の場合で、ぼくのように放射線治療を受けていると患部周辺がひきつれたりかたくなったりしていてそう簡単にはいかないみたいです。

食道の壁というのは大きく分けると内側から粘膜層・粘膜下層・固有筋層・外膜層という四つの層からなっています。このうちがんが粘膜層・粘膜下層にとどまっている場合が内視鏡による手術の対象となります。作業としては単純に口から突っ込んだ内視鏡の先からなんか器具が出てガン組織をつまみとるわけです。ただ食道の壁というのはかなり薄くていきなりこれをやるとすぐに突き抜けてしまうので、がんがある層と次の層の境目に薬を注入して、がんがある部分だけ浮き上がらせてつまみとるという方法が取られます。

ぼくの場合、再発したガンがこのいちばん上の粘膜層にあるのですが、食道全体が放射線治療の影響でひきつったり、かたくなったりしているので、一部だけうきあがらせることができない可能性がある。その場合、内視鏡によってとりきるのはあきらめて食道全摘出という手段を考えなくてはいけない。きょうの内視鏡検査はその手術のしにくさを判断するためのもので、今回の再発の周辺はそれほどかたくなっていないのでたぶん取りきれるだろうけれども、はっきり言ってやってみないと分からないということです。

再発してちょっとまた病気のことを考えだしたのに、三週間も待たされるとまた忘れちゃうぜの、あいかわらず目先のことしか考えないケロロ軍曹でした。

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コメント

ずいぶん待たされるのね。。。

投稿: lily | 2006年11月23日 (木) 09時42分

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