炎をよぶ男
ここ数日、やたらと近所のおばさんに話しかけられたりするのでどうしたのだろうと思っていたんだけど、どうやらこれは火事場見物のせいらしいのです。
先週の土曜日、あさ5時ごろから警報ブザーみたいなのがずっと鳴っていてうるさいなあとおもっていると、やがていくつものサイレンが聞こえてきて外がさわがしくなってきました。ベランダに出てみると、うちの前の路地はせまくて入れないので15メートルぐらいはなれた商店街に消防車がとまり消防隊員がわきでるようにあつまってきます。火元はななめ前にある中華料理屋の厨房らしく、火は見えないけどかすかに煙がでています。営業は午前1時ぐらいまでなので店に人はいなくて、となりに住んでいる大家さんが呼んだらしく消防士に状況を説明しています。
店自体はそんなに大きくなくて厨房だって5人も入ればいっぱいなぐらいなんだけど消防士だけでざっと30人ぐらいはきてたみたいだし、リヤカーに積んだホースだとか担架だとか救急退院や警察官もきておおさわぎ。やがて酸素マスクまでつけた完全装備の消防隊員数名が厨房に突入したんだけど、消火作業はほんの数十秒で終了。まあたいしたことなかったみたいです。でも、なんであんな大部隊がきたんだろう。基本コースとして火事の通報があるとあれぐらいくることになっているのだろうか。
もちろん周囲にはロープが張られて一般のひとはそんなに近づいて見ることはできなかったんだけど、うちはすぐそばの2階にあってこんなベストアングルで見えるためついつい写真をとったり事情聴取に聞き耳を立てたりしながらずっと観察してしまったわけで、どうもそのときに近所のおばさんたちに目撃されたようなのです。それ以来「おにいちゃん、あそこに住んでるんだねえ」とやたら声をかけられるようになってしまったのでした。
そういえばパリにいるときも向かいの部屋が火事になって消防隊員が突入したことがあったなあ。
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コメント
リアルな写真ですね~。火事はいやですよね。中学の時の友達で家が火事になった子がいました。そのこのために学校中で募金をしてましたが、・・・お金集まるのはいいけど、なんか恥ずかしい気分だったろーなーって思いました。そんなことを今思いだしましたよ。
明日は深夜なのでいまから寝たいと思います。最近仕事がなんか・・・って感じですよー
投稿: NS 長谷川 | 2006年10月20日 (金) 15時16分
パリのエレベーターすごかったですよね。
まだ他に見たことありませんよ。
投稿: アミーゴ | 2006年10月30日 (月) 08時50分