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2006年9月26日 (火)

ライヴ・エイド(3)

ここに収められている演奏だってはっきりいってほとんどが恥ずかしい。

とにかく準備不足で音響設備からステージ運営、それぞれの演奏もレベル以下だということはしょうがないことだし、ビッグネームがたくさん集まってヒット曲を演奏しまくって楽しいお祭り気分でいこうぜ、それでお金が集まってアフリカの飢餓が救えれば最高じゃん、みたいなノリもまあいいんだけど、この観客のみなさんはなにがうれしくてこんなにはしゃいでるんだろうと頭をかかえてしまうのです。

基本的にはステージ上も同じようなノリで進んでいくわけで、たぶんこの無邪気な明るさが恥ずかしさの原因なんだと思う。

恥ずかしくないのはロンドンではエルビス・コステロ、フィラデルフィアではニール・ヤングぐらいだった。

エルビス・コステロはエレキギター1本で『愛こそはすべて』を歌っているんだけど、これがあまりにもストレートでかっこいい。チャリティコンサートでこの曲を歌うという、ふつうめちゃくちゃクサくなるところを紙一重でかわしている。

ニール・ヤングは、いきなり麻薬患者をテーマにした『ダメージ・ダン』という暗い曲でお祭り気分に水をさし、「テーブルには食べ物があふれている」という歌詞で始まる『ナッシング・イズ・パーフェクト』という曲でこのコンサートの趣旨をアイロニカルに歌うんだけど、アメリカ人のみなさんはシャボン玉を吹いたり楽しそうに踊ったりしている。さすが『ボーン・イン・ザUSA』をアメリカ賛歌だと理解してしまった人たちだけのことはある。ブルース・スプリングスティーンは出演しなくて正解だったかもしれない。

それはともかく、このエルビス・コステロのストレートさとニール・ヤングのロック・スピリットってなんか忌野清志郎っぽいなと思ってしまったのでした。

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