メイン・イベント
きのうから化学療法(抗がん剤)がはじまりました。薬は前回と同じ5FUとブリプラチン、抗がん剤の基本メニューです。今回はとりあえず一週間投薬を続けた後に一回ストップ、副作用の様子をみてその先を考えるということです。それによって入院が二回になるかもしれないし、今回の入院を長めにして一回で終わりということもあるようです。
まず、きのうから始まった5FU、1,050mgを同量の生理食塩水で割って24時間かけて注入します。これは前回の4倍の量で土曜まで毎日続けます。そして、きょうがメイン・イベントです。
ブリプラチン、一般にはシスプラチンという名前で流通している白金製剤、その名のとおり白金が入っているらしい。これをきょうだけ、105mg、前回のおよそ20倍の量を500mlの生理食塩水で割って2時間で入れます。これはかなりきつい副作用が予想されるため、吐き気予防の薬が3種類、ほかにもアレルギー予防の薬だのカリウム補給だの利尿剤だのと、むちゃくちゃな数の薬が点滴で次々と体に送り込まれることになっています。
抗がん剤は基本的には毒なのでなるべく早く体から洗い流した方がいいということで、これらの薬以外にも生理食塩水だのなんだのがきょう一日で7リットルも体に流しこまれて、とくに腎臓を傷める可能性があるということで利尿剤まで入れるようです。
前回は後半かなりだるくはなったぐらいで副作用の基本コースである嘔吐感や下痢はなかったんだけど、今回は量がぜんぜん違うわけで、いってみればビール中瓶一本と日本酒一合飲んで「これぐら大丈夫だぜ」とかいってるオヤジに、いきなりビール4本と日本酒2升のませるみたいなもの、あまり大丈夫だとは思えない。
というわけでこのあとどうなるか予想がつかないので、この記事は朝のうちにアップしておきます。と書いているうちにも点滴スタンドには次々と袋やボトルがぶる下げられて、点滴のチューブはタコ足となっていく。おっ、頭がぼおっとしてきたぞ・・・・・・
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