ひとさまの闘病記(10)
著者:吾妻 ひでおうつうつひでお日記
販売元:角川書店
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漫画家の吾妻ひでおさんは、1989年に突如失踪。路上生活、土方生活を繰り返し、1998年にはアル中で精神病院に強制入院させられました。このあたりのことは、去年ベストセラーになった
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失踪日記 著者:吾妻 ひでお |
この『うつうつひでお日記』は退院後、精神科に通いながらの事件なし、波乱なし、仕事なし。読書と抗うつ剤と貧乏の日々のだらだらとした記録、
貧乏でヒマだったんで、これ(日記)を漫画にして出したら食っていけないかなと思って……
というもので、
本屋・レンタルショップ・図書館へ、私の行動範囲はネズミより狭いな
読書・昼寝、なんか一日が短く感じる。生産性のない生活をしてるからだ
という毎日がなんか自分とおんなじでちょっとうれしくて、前回の入院中はぼおっとした頭で何回も読みかえしていました。
何もすることがないと一日が長くてしょうがないという人もいるみたいだけど、そういう人はたぶん人種が違っていて、ぼくは病院にいてもうちにいても一日はとっても短いです。
でもよく考えると、図書館行って、そば食って、昼寝して、アイス食って、Puffyは好きなのにいまだに由美と亜美の区別がつかないところまではおんなじなんだけど、あじまはこの時期に『失踪日記』という傑作を描いてしまったところが大違い。けっきょく生産性あったんじゃねえか。
ちなみに早ければ今週末、たぶん来週中にまた入院します。この本はあちこちにロリ系というか萌え系というかそういう絵がたくさん脈絡もなく描かれていてナースに見られるとはずかしいのでこんどはもっていきません。
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