食道がん、これまでの経緯
ちょっと長くなりますが、自分で整理する意味もあり、これまでの経緯を書き連ねてみます。
2005/09/22 食べるときに咽喉のあたりがつかえる感じがするので、医師に訴え内視鏡(胃カメラ)検査をするが、異常なしとの診断。実際にはこの時すでに発症していたのだろうが、この段階ではまだ実際に食べたものがつかえることはなかった
2005/11/25 たまに肉などをあまり噛まずに飲み込むと実際につかえるようになるが、よく噛んで食べれば問題ないのでそのままにする
2006/01/25 よく噛んでもいろいろな食物がつかえるようになり、耳鼻科に行くが咽喉はきれいだとの診断。いちおうCTを撮ることにする。ネットで調べると、食道がんの可能性もあるが、神経の問題であることも多いようなので、この時期にはそっちかなあなどと思い、マッサージに行ったりしていた
2006/01/30 CT検査。この日、そば屋でひと口めがつかえ、そばを一杯まるごと残して店を出るという体験をして、ちょっとやばいかなあと思い始める
2006/02/01 CTの結果を聞きに行く。咽喉に問題はないが、ちょっとだけ写っている食道の入り口が狭くなっているようだとのことで、内科にまわされる
2006/02/03 内科で診察。X線写真を撮るが問題はみつからず、内視鏡検査を予約する
2006/02/06 飲み屋で、たら白子・湯豆腐などは食べられるが、山芋千切りは吐き出す
2006/02/10 内視鏡検査。検査をしている途中から「これはまずいなあ」、「○○さんを呼べ!」、「外来に連絡しろ!」などの声が聞こえ、やばそうな雰囲気。内科の外来に行くと、深刻そうな顔の医師からすぐに入院するように言われ、胸部CTと空きベッド待ちの予約を入れる。連絡のつく家族とか近くにいるかなどと聞かれる。(がんの予感このあたりから)
2006/02/13 夕方、翌日入院との連絡を受けるが準備もあるので翌々日にしてもらう。新宿ナジャに飲みに行き、みんなと冗談半分本気半分でがんかもしれないなどと話す。この時店にいた知人Y氏の紹介でのちに虎の門病院に移れることになったのだから、やっぱり飲み屋はあなどれない
2006/02/14 何年かぶりに連絡のあった知人と十条斎藤酒場で飲む。
2006/02/15 埼玉○○病院に入院。点滴開始。この夜、担当医が母親のところに深刻な口調で電話したらしい。
2006/02/16 胸部CT検査。夕方、母・弟とともに、CT写真などを並べた会議室に通され、担当医二名から食道がんの告知。家族が呼ばれていること、医師の様子などが「がんです!」と言っているようなものだったので、実際に告知されてもショックはなかった。この時、今後の治療をほかの病院で受けるという選択肢もあると説明される 2006/02/20 もう流動食しか通らなくなっているため、それだけで生きていられる高カロリーの点滴用のカテーテルを首の太い血管に入れる
2006/02/21 Y氏友人のH医師に連絡し、食道がんの権威である虎の門病院のU医師を紹介される
2006/02/23 虎の門病院へ行く。現在の病院から持っていった資料をもとにした、U医師の明快な病状判断と治療プランの解説を聞き、ここで治療を受けることを決意する。
2006/02/27 虎の門病院で、検査・入院の予約をする。放射線治療の開始は3月14日と決定
というわけで、現在は埼玉の某病院に入院中で虎の門病院ベッド待ちの状態です。みなさん、がん保険は入りましょう。ぼくは入っていなかったけど(^^;
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コメント
みゅうさん、経過よくわかったよ。
今はじゃあ虎ノ門病院待ちなんだね。
報告頼むよ。秋くらいにまた一緒に飲めますように。お見舞いに行ける時期がきたら教えてくれよ。
本とか買ってくぜ。
投稿: KNG | 2006年3月 1日 (水) 01時07分
お疲れさまです。
経過がよくわかりました。
自覚症状をずっと前から訴えているのに、原因が調べても分からないなんて・・・ひどい話だと思いました。そんなもんなんですかね?
これからは長丁場になると思います。復帰、待ってますよ。
投稿: serita | 2006年3月 1日 (水) 02時46分
blog開設、御様子を知ることができて、ありがたいです。
三浦さんの体力・精神力・運の強さで、乗り切れると信じています。
自分の中に、おやまあ、ぬらりひょんが・・・まずは、お茶の一杯でも出してやって、14日に始まる治療までは、話の糸口でも探りつつ・・・なんてどうでしょう。
「ぬりかべ」が突如現れたときは、真っ暗で見えないなが、実は下に隙間があるので、そこに手を差し込むと消えるのだそうです。
使いやすい枕など必要なものすぐに制作しお届けしますので、こき使って下さい。縫い物OKです。ベッドでの立膝に乗せる書見ボード(ベニヤ材)在庫あります。
夫も御存知の通り超ヒマですから、使い走りに御用立て下さい。
御回復を祈ってます!
投稿: madame commines | 2006年3月 1日 (水) 11時11分
KNGさん、遅まきながらバンドの世界進出おめでとう!とりあえず虎ノ門に入れば落ちつくと思います。当分ライブとかはいけないけどバンドがんばってね。
投稿: みゅう | 2006年3月 1日 (水) 11時43分
seritaさん、行った病院が悪かったのか、医者なんてこんなものなのか、よく分からないけど、見つけにくい場所だったのは確かなようです。でも、それまで3人の医者にかかって誰も食道がんを疑わなかったというのは?ですね。
投稿: みゅう | 2006年3月 1日 (水) 11時45分
madame comminesさん、どうもありがとう。死を目の前にした重症患者の奇跡の生還を見たことは、自分のほうがまだましだろう(^^;という強い支えになっています。
投稿: みゅう | 2006年3月 1日 (水) 11時48分
みゅうさん
良いお医者さんに診てもらえたようで
これから治療大変だと思いますががんばってください 私の入院は思いのほか短期間でしたがブログ書きこむをすることが自分への叱咤激励でした。
一日も早い全快を祈っています。
私の脳幹出血のときもそうでしたが・・
一番冷静なのは本人なのかもしれません
また遊ぼうね!!
ちなみに
虎ノ門病院は私が入院していた名城病院と同じ系列です
投稿: KT | 2006年3月 1日 (水) 12時30分
グループ現代の荒木です
田野さんのメールで三浦さんの癌のこと、そしてこのブログのことを知りたずねてみました
病院でじっとしているのはとても辛いことと思いますが、がんばってください
まだまだ三浦さんには教えていただきたいことがたくさんあります
一日も早く退院されることを祈っております
投稿: 荒木 | 2006年3月 1日 (水) 13時00分
みゅうさん、良い病院に移れるようでよかったですねー。治療は大変だと思いますががんばってください。良くなってまた岡田家に遊びに来てくださいね!お見舞いいけるようになったら言ってください。
投稿: kyoko | 2006年3月 1日 (水) 14時48分
みゅうさん、逆にハゲまされちゃったなあ(笑)
復活したらまたパリの市場にいってカキをいやになるほど食いたいね。あの頃のビデオDVDにしようかなあ?それとも全然行った事が無い所に旅行もいいねえ。回復を待つ。
投稿: KNG | 2006年3月 2日 (木) 00時55分